2026年04月16日
ロンドン
(ビジネスワイヤ) -- シンガポールを拠点とするスクートは、シリウムの「2025年エメラルド・スカイ年次レビュー」において、世界で最も排出効率の高い航空会社となり、前年の首位であったウィズ・エアから首位の座を奪いました。カタール航空、ライアンエア、ターキッシュ・エアラインズは、有効座席キロ(ASK)に基づくランキングにおいて、世界で最も効率的な航空会社の上位3社として認定されました。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20260415223858/ja/
シリウムの業界をリードする本ランキングは、世界の航空会社上位100社を対象に、有効座席キロ(ASK)当たりのCO₂排出量に基づいて算出されています。この手法は、PwCによりISAE 3000に基づく独立保証を受けています。ランキングでは、世界全体のパフォーマンスに基づき航空会社をゴールド、シルバー、ブロンズの各階層に分類しており、上位15社に加え、主要な地域別および路線別の優秀な航空会社も含まれます。
「航空会社の排出効率は、航空会社が自らコントロールできる判断、すなわち機材の選定、座席構成、そして機材をどの路線に投入するかに大きく左右されます」と、シリウムのCEOであるジェレミー・ボーウェンは述べました。「本ランキングで上位に入る航空会社は、こうした基本を正しく実行しており、その成果が表れています。排出効率の向上と燃料費の低減は密接に結び付いています。」
スクートは、世界の航空会社における排出効率ランキングで、東南アジアの航空会社として初めて首位に立ちました。1機当たり平均242席という高い座席密度と、平均運航距離が長いことにより、今年は首位に押し上げられました。今回の結果は、業界全体における一貫した傾向を裏付けるものです。機材年齢の若いフリートを運航し、座席密度の高い航空会社は、排出効率の面で引き続き他社を上回っており、ランキング上位を格安航空会社が占めています。ウィズ・エアは(2024年は1位)、今年は2位にランクインし、これにトゥイ・エアウェイズ、エア・ヨーロッパ、フロンティア航空が続きました。これら5社はいずれも世界トップ5に入り、ゴールド認定を獲得しています。いずれの航空会社も、同業他社と比較して新しい機材で構成されたフリートを運用しています。
完全なレポートはこちらをご覧ください:https://reports.cirium.com/cirium-flight-emissions-review_2025
順位
航空会社
本拠地国
有効座席キロ当たりCO2排出量(g)
CO2排出量(百万トン)
年間フライト数(千回)
平均機齢(年)
平均距離(km)
1
スクート
シンガポール
51
2.0
65
6.7
2,157
2
ウィズ・エア
ハンガリー
52.9
6.2
335
4.7
1,547
3
トゥイ・エアウェイズ
英国
53.6
2.2
66
9.7
2,862
4
エア・ヨーロッパ
スペイン
53.9
2.1
69
10
2,023
5
フロンティア航空
米国
54.1
3.5
208
4.8
1,470
6
トゥイフライ
ドイツ
54.4
1.6
58
10.6
2,475
7
ヴァージン・アトランティック航空
英国
54.5
2.8
27
6.8
6,566
8
エアアジアX
マレーシア
54.8
1.6
20
14
4,177
9
ペガサス航空
トルコ
55.9
3.8
233
5
1,372
10
ジェットスター
オーストラリア
56
3.7
183
11.1
1,623
11
コンドル航空
ドイツ
56.15
2.29
55
11.2
2,883
12
スピリット航空
米国
56.77
3.78
217
6.4
1,535
13
イベリア航空
スペイン
57.03
4.47
100
11.5
2,831
14
ボラリス
メキシコ
57.33
3.10
180
7.5
1,532
15
インディゴ
インド
57.36
9.84
796
4.2
1,082
*ゴールド:1位~5位|シルバー:6位~10位|ブロンズ:11位~15位。全20社の一覧についてはレポートをご参照ください。
ウィズ・エアは、平均機齢が5年未満のフリートを運用しており、フロンティア航空やインディゴなどの有力航空会社と並んで、引き続き高い排出効率を示しています。
これに対し、長距離路線を運航する航空会社は、主に燃費効率の低い旧型機を退役させるフリート更新によって、排出効率の差を縮めています。ヴァージン・アトランティック航空のような航空会社は、新型のワイドボディ機および高密度の座席配置により、長距離路線においても競争力のある排出効率を達成できることを示しています。
ASK(有効座席キロ)別上位航空会社
以下の表は、有効座席キロ(ASK)に基づき、世界で最も効率的な航空会社の上位3社を示しています。ASKに基づく世界の上位10社については、全文レポートに掲載されています。
順位
航空会社
本拠地国
有効座席キロ当たりCO2排出量(g)
CO2排出量(百万トン)
年間フライト数(千回)
平均機齢(年)
平均距離(km)
1
カタール航空
カタール
60.0
15.4
198
10.2
4,221
2
ライアンエア
アイルランド
62.7
17.4
1148
10.1
1,264
3
ターキッシュ・エアラインズ
トルコ
64.2
15.8
428
9.7
2,332
地域別および主要市場別ランキング
以下の表は、地域別ランキングに加え、交通量の多い大西洋横断・太平洋横断の主要市場のランキングも示しています。すべての地域において、機齢の若いフリートと高い座席密度を持つ航空会社が、各市場で引き続き優位に立っています。比較指標が異なるため、各地域の結果にはそれぞれ固有の背景があります。
順位
航空会社
本拠地国
有効座席キロ当たりCO2排出量(g)
CO2排出量(百万トン)
年間フライト数(千回)
平均機齢(年)
平均距離(km)
北米域内
1
フロンティア航空
米国
54.5
3.0
185
4.8
1,402
2
スピリット航空
米国
57.4
3.1
185
6.5
1,463
3
ウエストジェット
カナダ
67.0
2.4
175
11.5
1,348
欧州
1
ウィズ・エア
ハンガリー
53.1
3.9
222
4.6
1,462
2
Jet2
英国
57.9
2.8
110
13.6
2,206
3
トランサヴィア
オランダ
59.9
2.0
116
10.5
1,491
東南アジア
1
ベトジェットエア
ベトナム
64.5
1.4
107
8.2
941
2
シンガポール航空
シンガポール
66.7
0.90
45
5.9
1,181
3
ライオン・エア
インドネシア
67.1
1.1
90.0
13.3
828
中南米
1
ジェットスマート
チリ
57.9
1.1
92.0
3.1
1,033
2
ボラリス
メキシコ
58.8
2.0
137
7.6
1,297
3
ビバアエロブス
メキシコ
61.4
2.1
157
9.1
1,069
大西洋横断
1
ヴァージン・アトランティック航空
英国
53.7
1.8
16.9
6.5
6,759
2
エア・カナダ
カナダ
54.9
2.7
24.4
14.4
6,108
3
エアリンガス
アイルランド
56.2
1.2
15.1
9.0
5,793
太平洋横断
1
エア・カナダ
カナダ
56.2
1.6
8.9
10.2
10,178
2
デルタ航空
米国
57.5
1.9
11.3
6.1
9,945
3
キャセイパシフィック航空
中国
59.8
2.5
10.8
9.0
11,933
差を縮める航空会社:排出量を増やさずに供給量を拡大
シリウムの2025年レビューでは、航空会社が排出量の増加を上回るペースで供給量を拡大しているかどうかを示しています。以下の表は、有効座席キロ(ASK)当たりのCO₂排出量における前年比の削減幅が大きい順に各路線を順位付けし、どの機材への更新がその結果につながったかを示しています。対象となるには、当該路線が年間で少なくとも300往復運航されている必要があります。
本指標は、すでに効率的なフリートを運用している航空会社だけでなく、明確な改善を達成している航空会社を明らかにしています。大韓航空は、主要な太平洋横断路線における次世代機への移行により、長距離路線で世界最大の改善を記録しました。
順位
路線
航空会社
CO₂/ASKの前年比改善率
2025年のCO₂/ASK(g)
機材移行
平均座席数
路線距離(km)
1
ICN – SEA
大韓航空
-27.4%
53.6
777-300ERs → 787-9/10s
308
8,376
2
ICN – HNL
大韓航空
-22.4%
52.3
747-8s & 777-300ERs → 787-10s
327
7,354
3
JFK – DEL
アメリカン航空
-20.4%
59.8
777-300ERs → 787-9s
285
11,756
4
KEF – SEA
アイスランド航空
-20.3%
57.9
757-200s → A321neos
186
5,810
5
JFK – GRU
アメリカン航空
-19.3%
51.5
777-200ERs → 787-9s
284
7,663
6
LHR – HKG
ブリティッシュ・エアウェイズ
-18.1%
64.3
777/787 family → A350-1000s
303
9,631
7
BOS – LHR
デルタ航空
-17.0%
60.0
A330-200s → A330-900neos
268
5,241
8
MSP – LHR
デルタ航空
-16.9%
57.2
A330-200s → A330-900neos
281
6,443
9
MUC – BOM
ルフトハンザ航空
-16.4%
55.5
A340-600s → A350-900neos
293
6,312
10
HKG – CDG
キャセイパシフィック航空
-16.4%
62.8
777-300ERs → A350-900neos
287
9,590
「路線別データは明確な内容を示しています」とボーウェンは述べました。「航空会社が旧型のワイドボディ機を次世代機に置き換えると、その路線における座席キロメートル当たりの排出量は、1年以内に最大で27%低減します。これは理論上の話ではなく、実際の路線と実際の運航データに基づいて測定された結果です。」
エメラルド・スカイ排出量レポートについて
2年目を迎えたシリウムの「エメラルド・スカイ年次レビュー」は、世界の定期旅客航空会社の上位100社の分析に基づき、有効座席キロ(ASK)当たりのCO₂排出量を用いて航空会社の排出強度を評価しています。
2025年版では、前年比での進捗も追跡しており、航空会社が排出量の増加を上回るペースで供給量を拡大しているかどうかを評価しています。この手法はフライト単位の運航データを使用しており、ISAE 3000に基づくPwCの独立保証を受けています。エメラルド・スカイはまた、航空分野における初の気候整合型金融フレームワークであるPegasus Guidelines(ペガサス・ガイドライン)の下で、ロッキーマウンテン研究所(RMI)から適格なフライトCO₂排出量データ提供者として認定を受けています。
シリウムについて
シリウムは、世界をリードする航空アナリティクス企業です。航空会社、空港、旅行会社、航空機メーカー、金融機関の意思決定を支える航空アナリティクスを提供しています。同社は、航空会社のスケジュール、世界の航空機およびフリートの動向、運航・環境・財務パフォーマンスなど、業界各社向けに重要かつ適時性の高い情報、分析、データを提供しています。シリウムは、プロフェッショナルおよび企業顧客向けに情報に基づくアナリティクスおよび意思決定ツールを提供するRELXの事業部門であるLexisNexis Risk Solutionsの一部です。RELX PLCの株式は、ロンドン、アムステルダム、ニューヨークの各証券取引所に上場しています(ティッカーシンボル:ロンドン:REL、アムステルダム:REN、ニューヨーク:RELX)。
詳細については、 cirium.com をご覧いただくか、 LinkedIn でシリウムをフォローしてください。
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