2025年02月02日
気象庁が1月21日に発表した向こう3か月の天候の見通しによると、2月から4月にかけての気温は、全国的に寒気の影響を受けにくいため、北・東日本では高く、西日本では平年並か高い見通しとなっている。しかし、いくら温かいとはいえ、昨年末からインフルエンザの流行も続いているので、体調管理には充分に気を配りたいところだ。
また、年度末が近いこともあり、生活リズムが崩れやすい時期。食事も、ついつい外食が増えたり、ファストフードやインスタント食品などで簡単に済ませてしまったりするという人は多いだろう。足りない栄養はサプリメントなどで補いところだが、薬を服用している人は飲み合わせに注意が必要だ。薬剤師などの元には、特に高齢者からの「サプリメントと薬の飲み合わせ」に関する問い合わせが増加しているという。
総務省が2024年9月に発表した調査報告によると、総人口に占める 65 歳以上人口の割合は、1950 年の 4.9%以降上昇が続いており、2005年に 20%を超え、2024 年は 29.3%と過去最高を更新した。その一方で、慢性疾患を複数抱える高齢者は増加しており、年齢が上がるにつれて薬の服薬率や服用する薬の種類が増える傾向がみられるという。また、日本では 2015 年より機能性表示食品制度が始まり、健康食品を日常的に利用する人が増加傾向にある。高齢者も同様で、2019 年国民生活基礎調査によると、60-69 歳の男性は 28.1%、女性は 35.1%が健康食品を利用していると報告されている。薬の飲みすぎや飲み忘れだけでなく、健康食品やサプリメントなどの飲み合わせも、これからの高齢化社会にとって重要な課題になっているのだ。
そんな中、蜂蜜などのミツバチ産品を原料とした健康食品を全国展開している株式会社山田養蜂場が、2024年11月に開催された「第34回 日本医療薬学会年会」(於:幕張メッセ 他)におけるシンポジウムにて、「サプリメントと医薬品の飲み合わせ データベース構築と顧客対応サービス」をテーマに講演を行った。同公演では、薬剤師などの医療従事者を含む300人を超える聴講者が集まり、登壇した山田養蜂場の R&D本部 生田智樹主幹研究員(薬学博士)と、消費者の求める薬と健康食品の相互作用に関する情報について、議論を交わし合った。
山田養蜂場では、健康食品素材が薬の作用にどのような影響を及ぼすか、一つ一つ調査・検証し、併用して問題がないか判定できるデータベースを構築、一般の人が電話で相談できる「薬と健康食品の飲み合わせご案内サービス」を提供している。これまでに蓄積された検証データの量は膨大で、調べられる医薬品の種類は何と約30,000件にも及ぶというから驚きだ。さらに山田養蜂場の自社商品のみならず、顧客の飲用状況を考慮して他社の扱う健康食品素材まで範囲を拡大し、2024 年12 月現在、判定件数は 10,000 件を超えるまでになっているという。
例えば、「抗生物質と胃腸薬を一緒に服薬すると抗生物質の効き目が悪くなることがある」、「カルシウム拮抗薬をグレープフルーツと組合せると薬の血中濃度が高くなってしまう」、「ワルファリンはビタミンKを組み合わせると作用が弱まってしまう」、「お酒を飲んだ後に風邪薬や催眠鎮静薬を服薬すると、抗ヒスタミン剤の作用が増強され、強い眠気を起こしてしまう」など、昔から伝わる、薬と薬、薬と食品の「飲み合わせ」には詳しい人も多いかもしれない。しかし、サプリメントは日常的に服用されるようになってからの歴史もまだ浅く、薬との飲み合わせの認知や情報が足りているとは言い難い。少しでも不安に感じた場合は、まずは医師や薬剤師に相談すること、その窓口の一つとして山田養蜂場の電話相談なども上手に活用してはいかがだろうか。(編集担当:今井慎太郎)
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記事提供:EconomicNews
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