2025年04月06日
マツダとロームは、次世代半導体として期待される窒化ガリウム(GaN)製パワー半導体を用いた自動車部品の共同開発を開始した、と発表した。
両社は2022年より「電動駆動ユニットの開発・生産に向けた協業体制」において、シリコンカーバイト(SiC)製パワー半導体を用い搭載するインバータの共同開発を進めているが、今回、新たにGaN製パワー半導体を使った自動車部品の開発に着手し、次世代電動車に向けた革新的な自動車部品の創出を目指す。
GaNは、パワー半導体の次世代材料として注目されており、従来のシリコン(Si)を使ったパワー半導体と比較して、インバータなどの電力変換に伴うエネルギー損失を抑制することができる。また、高周波駆動により完成部品寸法の小型化にも貢献する。
こうした素材の特徴を活かし、車両全体の電動化を見据えたパッケージ、軽量化、デザインを革新するソリューションに転換を図るため両社は協働。2025年度中にコンセプトの具現化とデモ機によるトライアル、そして2027年度の実用化を目指すという。
マツダの取締役専務執行役員兼CTO(最高技術責任者)廣瀬一郎氏は今回の提携について次のように述べた。「カーボンニュートラルに向け(車両の)電動化が加速するなか、卓越した半導体技術と、高度なシステムソリューション構築力で、持続可能なモビリティ社会の創造を目指すロームと電動車向け自動車部品の開発・生産で協業できることを嬉しく思います。半導体素子とクルマを直結させた、新たなバリューチェーンの共創に力を出し合い取り組めることを楽しみにしています」
ロームの取締役専務執行役員 東克己氏も「クルマ本来の魅力『走る歓び』を志すマツダと電動車向け自動車部品の開発で協業できることを大変うれしく思います。高周波動作可能なロームのGaNパワー半導体とその性能を最大限発揮する制御ICによるソリューションは、小型・省エネ化の鍵となります。GaNの開発・量産に関しては、さまざまな協業を行っています。そして今回、『地球や社会と永続的に共存するクルマ』づくりを志向するマツダと共同開発に取り組むことで、GaNに対する要求を理解し、GaNパワー半導体の普及拡大、ひいては持続可能なモビリティ社会の創造に貢献してまいります」と語った。(編集担当:吉田恒)
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記事提供:EconomicNews
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