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世界初、セメントおよびコンクリートのための低炭素評価制度が始動

2025年04月25日

持続可能な建材調達を促すグローバル制度 本システムは透明性と信頼を提供し、水に次いで多く使用される物質であるセメントとコンクリートのなかで、政府や企業がより持続可能なものを特定・調達することを支援

ロンドン

(ビジネスワイヤ) -- グローバル・セメント・コンクリート協会(GCCA)はこのたび、セメントおよびコンクリートのための低炭素評価(LCR)を発表しました。これは、セメントおよびコンクリートを、その炭素フットプリントに基づいて識別可能にする透明性の高い初のグローバル評価制度です。この評価制度は、建設資材の選定において顧客が持続可能性を優先できるよう、AAからGまでの直感的で明確なスケールを採用しています。

本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20250424306701/ja/

EUのエネルギー性能証明書や米国の住宅エネルギー評価制度などに着想を得たLCRは、建設業者、建築家、行政機関、都市計画担当者、消費者など、世界中の関係者がより持続可能で情報に基づいた意思決定を行えるように支援する、シンプルで透明性が高く適用性の高いツールです。

GCCAの最高経営責任者(CEO)であるトマ・ギヨ氏は次のように述べています。 「セメントとコンクリートは、私たちが生活し働く建物から、道路、水道、再生可能エネルギーを支えるインフラまで、現代生活の基盤を成しています。持続可能な建設に対する世界的な需要が高まるなか、建設資材のカーボン・フットプリントに関する透明性は、これまで以上に重要となっています。」

「弊社の低炭素評価制度は、より持続可能な調達の実現を支援し、バリューチェーン全体が脱炭素化を加速できるよう後押しします。」

この評価制度は、視覚的に明快なグラフィックを備えており、製品の評価が一目で分かるよう設計されています。セメントおよびコンクリート向けの炭素評価制度は、一貫性と比較可能性を提供します。各国は、このグローバル評価制度をそのまま採用することも、現地のカーボン・アカウンティング手法が国際基準と異なる場合には、それに応じて調整することも可能です。

国際連合工業開発機関(UNIDO)のエネルギーシステムおよび脱炭素化のユニット長であるリッカルド・サヴィリアーノ氏は次のように述べています。 「これは、低排出のセメントおよびコンクリートに関する世界的な定義の調和に向けた大きな前進であり、脱炭素化の支援において大きな一歩です。」

すでにいくつかの著名な建設プロジェクトでは、低炭素型のセメントおよびコンクリートの導入が進んでおり、業界全体が重要な進展を遂げています。このグローバル評価制度の導入は、より持続可能な未来に向けたもう一つのマイルストーンです。

ブイグ・バティマン・インターナショナルの脱炭素・サステナブル設計の専門家であるマルレーヌ・ダンス氏は次のように述べています。 「すべての国で採用され、すべてのコンクリート供給業者が使用するような世界的に一貫性のある炭素評価制度は、大きな変革をもたらすものです。」

「私たちは、建設チームにとってシンプルで使いやすく、カスタマイズされたツールには大きな価値があると考えています。こういったツールは、現場のスタッフが使用するコンクリートのカーボン・フットプリントをよりよく理解し、管理できるよう後押しをしてくれます。」

ギヨ氏はさらに次のように述べています。 「この評価制度の導入により、政府、政策立案者、民間企業は、調達プロセスにおいて低炭素型のセメントおよびコンクリートを優先的に選定することができ、これによって業界全体で、これらのビル建築に必須なビル建材の脱炭素化への意識と取り組みをさらに促進することにつながるでしょう。」

編集者への注記

この評価制度は、第三者認証を受けた「環境製品宣言(EPD)」と併用することを前提としています。

評価制度では、セメント1トンあたりおよびコンクリート製品1立方メートルあたりの炭素換算排出量(ECO2e/m3)という数値基準を使用しています。これは「地球温暖化係数(GWP)」としても知られており、EPD基準に基づいて算出されます。「低炭素」および「実質ゼロ」炭素排出量の定義は、国際エネルギー機関(IEA)およびGCCAの『2050年ネットゼロのセメントを目指すコンクリート業界ロードマップ』に基づいています。

このGCCAのセメント評価制度は、各国で採用・適用可能です。すでにドイツでは、連邦経済・気候保護省とドイツセメント協会(VDZ)が、GCCA制度と完全に整合したスキームを共同開発し、実施に移されています。

また、GCCAは「クリーンエネルギー閣僚級会合・工業部門深部脱炭素化イニシアチブ(IDDI)」および各種ステークホルダーと連携し、世界中で適用可能なコンクリートの定義を策定しました。これらの定義は大多数の国でそのまま利用可能です。各国において製品のカーボンアカウンティング手法が異なる場合には、調整を行うことができます。英国ではすでにこの調整が完了しています。

GCCAのセメントおよびコンクリート評価制度は、各国・地域の基準や目標に沿った低炭素調達を支援するツールとして活用することができます。

本記者発表文の公式バージョンはオリジナル言語版です。翻訳言語版は、読者の便宜を図る目的で提供されたものであり、法的効力を持ちません。翻訳言語版を資料としてご利用になる際には、法的効力を有する唯一のバージョンであるオリジナル言語版と照らし合わせて頂くようお願い致します。

連絡先

Paul Adeleke
Paul.Adeleke@gccassocation.org

記事提供:ビジネスワイヤ

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