2025年06月27日
日産自動車は、本格クロスカントリー4WDモデル「PATROL(パトロール)NISMO」をようやく世界公開した。新型「PATROL」は、中東地域のユーザーの期待とニーズに応えることを目的に開発された日産を代表するオフローダーだ。
NISMO仕様のディメンションは全長×全幅×全高5295mm×2070mm×1945mm、ホイールベース3075mmと堂々たる寸法。車重2817kg、乗車定員8名と重量級だ。
いっぽう、NISMOは日産のモータースポーツ活動から生まれたハイパフォーマンスブランドだ。レースシーンで培った経験と技術を注ぎ込んだNISMOロードカーシリーズを数多く世に送り出している。新型「パトロールNISMO」は、開発チームが、4WD SUVの力強さとサーキット由来の高い技術を組み合わせて開発した新型だ。 専用にチューニングされたV6ツインターボエンジンや、ひと目でNISMOと分かる、優れた空力性能を持つエクステリアに加え、専用サスペンションや専用エキゾーストを採用し、NISMO仕様らしい高いパフォーマンスを発揮する。
新型「パトロールNISMO」に搭載する日産自慢の3.5リッターV型6気筒ツインターボのVR35DDTTエンジンは、NISMO専用チューニングにより最高出力495HP/56000rpm、最大トルク700Nm/36000rpmtと高出力・大トルクを発生する。日産の福島いわき工場で生産されるこのエンジンには、NISMO専用の赤いエンジンカバーとスペシャルメタルプレートが装着され、高性能を主張する。エンジンの高出力化に合わせてチュ―ニングされた9速ATとパドルシフトにより、ダイレクトな走行感覚を提供するという。
新型「パトロールNISMO」は、NISMOのモータースポーツへの知見を注ぎ込んで開発された。NISMOによってチューニングされた電子制御ダンパーは、リアルタイムに減衰力を自動調整する。制御の応答性を向上させたことで、鋭いコーナリング性能と砂漠地帯などの高速クルージングの安定性を両立した。
サスペンションのチューンに合わせて電子制御パワーステアリングもチューニングされた。都市部などの低速時において取り回し性を重視して操舵力を軽くし、高速走行時には路面状況を的確に把握でき、安定感を感じる操舵力に調整する。
ホイールはRAYS社と共同開発した22インチ鍛造アルミホイールを採用した。9スポークデザインのホイールは、リム幅をワイド化しながら、軽量化と高剛性を両立している。ホイールの大きな開口部はデザイン性だけでなく、ブレーキの冷却効果を向上させる機能性も有する。グロスブラックと切削加工が施されたホイールは、NISMOのロゴと相まって上質感と機能性を感じるデザインとなった。
新型「パトロール」の価格や日本でのリリースなど詳細については、一切のコメントはない。(編集担当:吉田恒)
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記事提供:EconomicNews
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