2025年08月24日
「ゼリー飲料」市場が急拡大して、1千億円規模にまで成長している。現在のゼリー飲料の草分け的商品といわれる「ウィダーinゼリー」(現・inゼリー)が森永製菓から発売されたのは1994年の2月。30年以上もの時を経た今、特に目新しいものではないにも関わらず、ゼリー飲料が脚光を浴びている理由は何だろうか。
一つのきっかけは、新型コロナウイルスのパンデミックだといわれている。外出自粛等の影響で一時的に売り上げが落ち込んだものの、自宅療養や体調管理ニーズの高まりで、手軽に栄養補給ができるゼリー飲料が再注目される形となったのだ。また、それを機にこれまでゼリー飲料を飲んだことがなかった新規ユーザーの獲得にも成功し、2021年からは上昇基調に転じた。23年に行動規制が緩和された後も、健康意識の高まりと特定の栄養素が手軽に摂れるメリットを背景にゼリー飲料の需要は定着し、順調に拡大を続けている。
ゼリー飲料自体のバリエーションが増えたことも大きいだろう。前述の「inゼリー」だけでなく、多様なメーカーから多彩な味や、ニーズを狙ったゼリー飲料が登場している。
例えば、大塚製薬の「カロリーメイト ゼリー」や、大正製薬の「リポビタン ゼリー」などは、これまでの顧客層に加え、若者層や女性客の取り込みを狙ったものだと思われる。とくに大正製薬が働く女性をターゲットに発売している「リポビタンJELLY VC」は「もっちり、ぷるん」とした食感で、ピーチ&マンゴー味のスイーツ感覚で飲めるゼリー飲料だ。美容にも欠かせない1日分のビタミンCと4種類のビタミンB、クエン酸、ローヤルゼリーなどを配合し、リピート率の高い商品となっている。
また、ゼリー飲料の人気は栄養ドリンクや清涼飲料だけに留まらない。SNSでも話題になっているのが、デザート感覚で楽しめるお酒のゼリーだ。
白鶴酒造株式会社の「ぷるぷる」シリーズは、“振って楽しい”、“かわいい見た目”、“飲んでおいしい”の 三拍子そろった人気シリーズで、素材にこだわり厳選された果汁や自社の梅酒を使用して、これまで「白鶴ぷるぷる梅酒」や「同林檎酒」など多くのテイストを展開。ひんやりぷるぷるしたゼリーの食感と、口の中でシュワっとはじける炭酸の爽やかな後味が、季節を問わず、特に女性に大きな支持を得ている。8月22日からは、マスカット・オブ・アレキサンドリア果汁を使用した「白鶴 ぷるぷるマスカット」を2026年2月までの期間限定で発売している。気品あふれる爽やかな甘みと瑞々しい味わいが特長ということなので、今から楽しみだ。また、通常は可愛いサイズの190ml缶だが、「もう少し飲みたい」という人は、ローソンに行けば8月26日から「ぷるぷる マスカット」の240mlサイズが先行かつ期間限定で買えるという。(※一部店舗で取り扱いのない場合がある)
夏の終わりから秋にかけては、夏バテや気温の変化で、心も体の調子も乱れがちになる時期。美味しくて爽やかなゼリー飲料を上手に使って、栄養補給をしたり、気分転換したりして、明るく元気に乗り越えて欲しい。(編集担当:石井絢子)
「梅雨バテ」3人に1人。水分補給が重要。利尿作用の高いコーヒーなどは逆効果
記事提供:EconomicNews
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