2025年10月03日
厳しい残暑もようやく落ち着きをみせ始め、朝晩はめっきり涼しく過ごしやすくなってきた。猛暑で夏の間は外出を控えていた人たちも、秋冬のお出かけ計画を立て始めているのではないだろうか。
そんな中、秋のお出かけ先の一つとして、ぜひお勧めしたいのが、全国各地の酒蔵で開催される「酒蔵開放」イベントだ。日本酒ファンにとってはお馴染みの酒蔵開放は、日本酒の酒蔵が、地域の人や日本酒愛好家の人々に日頃の感謝を示すために催されるイベントで、期間中は日本酒の試飲販売はもちろんのこと、普段は立ち入ることのできない酒蔵の見学など、酒づくりを深く知れる貴重な体験が提供される。ほかにもグルメの屋台やステージ企画なども催され、当日は酒蔵がお祭りムードに包まれる。
例えば、日本一の酒どころ、灘五郷に蔵を構える白鶴酒造では、今年も2025年10月4日(土)に「白鶴 2025年秋『酒蔵開放』」を開催する。今回の酒蔵開放では、白鶴の酒造りに触れることができる工場見学に加え、ここでしか飲めないしぼりたての日本酒「垂れ口(たれくち)」や「白鶴 大吟醸」、ワイン用酵母と日本酒用酵母を掛け合わせたハイブリッド酵母によってつくられた、フルーティーで軽やかな純米酒「Hakutsuru Blanc」などの有料試飲、地元の人や企業による屋台やキッチンカー、神戸の野菜販売、サケパックをリサイクルした紙すき体験やスーパーボールすくいなど、子どもも楽しめる企画も用意されている。まさに地元と一体となった感謝祭だ。
そんな白鶴の酒蔵開放で今回、注目したいのが、同社が昨年、酒造資料館に開設して大好評を得ているマイクロブルワリー「HAKUTSURU SAKE CRAFT(ハクツルサケクラフト)」だ。「HAKUTSURU SAKE CRAFT」は、従来の日本酒の概念にとらわれない、新しいお酒のスタイルを提案するプロジェクトで、これまでもユニークな味わいのお酒を生み出してきた。昨年の酒蔵開放でNo.01が発売され、開設から1周年に登場するNo12がどんな個性的な一本なのか、期待が高まっている。
同じく10月4日には、宮城県塩竈市でも複数の酒蔵を巡るイベント「ぶらり塩竈 秋の酒蔵めぐり2025」が開催される。こちらは、おつまみ&グラス付きチケットを購入して、そのオリジナルグラスを手に夕方から夜にかけて、3つの酒蔵を試飲しながら巡るユニークな企画だ。3蔵すべてを巡った後は、立ち飲み処「釜’s BAR」へ行くと、お気に入りのお酒をもう一杯サービスしてくれる。
酒蔵開放は、単に楽しいイベントとしてだけではなく、地域活性化にも深く繋がる催しだ。
蔵元の方々と直接交流しながら、その土地ならではの風土が育んだお酒の魅力を知ることで、その地域の歴史や魅力を再発見できる、またとない機会だ。伝統の酒づくりと地域の魅力が融合する、秋の酒蔵開放。涼しい秋のお出かけ先に、各地の酒蔵に足を運んでみてはいかがだろうか。(編集担当:石井絢子)
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記事提供:EconomicNews
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