経済総合 – とれまがニュース

経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信

とれまが – 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信
RSS
経済総合 市況 自動車 ビジネス 中国
とれまが >  ニュース  > 経済ニュース  > 経済総合

「時間の奪い合い」から「心の奪い合い」へ。アテンション・エコノミーの末路

2026年03月02日

実は休んでいない?可処分所得より「可処分精神」...

今回のニュースのポイント

・「注意力」という新資源:可処分時間の奪い合いが飽和した結果、企業のターゲットは個人の「意識の深さ(注意力)」そのものへと移行。

・可処分精神の摩耗:博報堂生活総研等の2025年調査によれば、6割超の人が「常に何かに追い立てられている感覚がある」と回答し、心理的余裕の欠如が顕在化。

・経済価値と幸福の乖離:アテンション(注目)を惹くほど利益が出る構造が、個人の心の平穏を犠牲にしている「注意力の搾取」という新たな構造的課題。

 かつてマーケティングの主戦場は「可処分所得(自由に使えるお金)」や「可処分時間(自由に使える時間)」の奪い合いでした。しかし、すべてがデジタルで繋がった現在、真の資源として奪い合われているのは、私たちの「可処分精神(注ぎ込める注意力)」です。

 アテンション・エコノミー(関心経済)と呼ばれるこの構造下では、SNSや動画サイトはいかにユーザーの視線を釘付けにし、一瞬の隙も与えず刺激を送り続けるかを競います。その結果、私たちの脳は常に「次に何が起きるか」を監視する過覚醒状態に置かれがちです。博報堂生活総研等が実施した2025年の意識調査によれば、6割超の人が「常に何かに追い立てられている感覚がある」と回答。時間はあるはずなのに、心のリソース(精神的余裕)が摩耗している実態が浮き彫りになりました。

 利害の所在を整理すると、注目を惹きつけることでデータと収益を得るIT企業側(得:アテンションの確保)に対し、深い思考や静かな休息を奪われ、心理的に疲弊していく個人(損:可処分精神の欠乏)という不均衡な取引が行われています。広告やおすすめ機能が進化するほど、私たちの「自分の意思で注意を向ける先を決める権利」は、無意識のうちに侵食され続けているのです。

 真に豊かな生活とは「最新の情報に追いつくこと」ではなく、自分の注意力を「何に使うか」を自ら決定できる状態を指します。画面をスクロールする手を止め、奪われ続けた注意力を自分の内側へと取り戻す。可処分精神を守るための「戦略的無視」こそが、情報の暴走から心を守る唯一の手段となるでしょう。(編集担当:エコノミックニュース編集部)

「調べる人」と「流される人」で開く格差。情報弱者を狙うアルゴリズムの罠

ゆるい職場が「不安」に変わる。成長機会の不足が招く、若手社員の生存本能と離職

「日の丸半導体」は勝てるのか。政府が握る、拒否権という名の防波堤

記事本文

記事提供:EconomicNews

記事引用:アメーバ?  ブックマーク: Google Bookmarks  Yahoo!ブックマークに登録  livedoor clip  Hatena ブックマーク  Buzzurl ブックマーク

EconomicNewsの新着ニュース

ニュース画像

一覧

とれまがファイナンス新着記事

とれまがマネー

とれまがマネー

IR動画

一覧

とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがニュースは以下の配信元にご支援頂いております。

時事通信社 IR Times カブ知恵 Digital PR Platform Business Wire エコノミックニュース News2u

@Press ABN Newswire 済龍 DreamNews NEWS ON PR TIMES LEAF HIDE

Copyright (C) 2006-2026 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.