2026年05月15日
今回のニュースのポイント
三ツ星ベルトの2026年3月期売上高は2.0%増の922億円、営業利益は2.8%減の86億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は18.4%減の73億円となり、営業減益に加え前期に計上した投資有価証券売却益の反動が響きました。海外ベルト事業は、EV向け・二輪補修向け・農業機械向けの3分野で増販が牽引し、36.2%の営業増益を達成しました。国内ベルト事業は、産業機械向けが復調した一方、補修向け純正品の減少が重荷となりました。建設資材事業は、人手不足による施工遅延や大型物件の減少により、営業利益が87.4%減と大幅に落ち込みました。次期は売上高950億円を見込みますが、米中通商政策や中東情勢の不確実性が残る中での慎重な予想としています。
本文
三ツ星ベルトが発表した2026年3月期決算は、売上高922億9,800万円(前期比2.0%増)、営業利益86億7,800万円(同2.8%減)、経常利益101億7,800万円(同11.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益73億9,200万円(同18.4%減)となりました。売上高は増収を確保し、経常利益も為替差益を含む営業外収益の寄与により二桁増益となりましたが、純利益は前期に発生した投資有価証券売却益の反動などから減益となりました。
セグメント別の状況を見ると、成長を牽引したのは海外ベルト事業です。売上高507億8,700万円(前期比4.5%増)、営業利益44億7,400万円(同36.2%増)と力強い伸びを示しました。四輪EPS用や電動二輪等のEV関連、各地域での二輪補修用、さらに新製品投入が寄与した農業機械向けの3分野が揃って伸長し、大幅な増益を達成しました。
国内ベルト事業は、売上高289億7,500万円(前期比3.0%増)、営業利益73億3,800万円(同8.8%減)となりました。新車向け電動ユニット用ベルトやロボット向けは堅調でしたが、利益貢献の大きい補修向け純正品の販売減少が響きました。
苦境にある建設資材事業は、売上高67億6,900万円(前期比16.4%減)、営業利益8,800万円(同87.4%減)と大幅な減収減益となりました。建築分野における深刻な人手不足が施工遅延を招いたほか、土木遮水分野で前期に好調だった大型物件が減少したことも大きく影響しました。
財務状態は健全で、自己資本比率は78.2%へ上昇。年間配当は前期から5円増配の191円を実施し、次期も同額を予定しています。
今後の見通しについて、同社は「’24中期経営計画」最終年度の売上高950億円、純利益90億円を見込んでいます。ただし、米国の通商政策の変化や中東情勢の長期化次第では、想定以上のコスト・需要変動が起こる可能性も残ります。EV化や産業機械需要の回復を追い風に海外事業を拡大する一方、建設資材分野では人手不足や建設投資減速への対応が課題となっています。電動化対応製品や農機向け製品を軸に、収益構造の安定化と海外市場での成長加速を進める構えです。 (編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)
記事提供:EconomicNews
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