2015年03月12日
パリ
(ビジネスワイヤ) -- シンビオFCellは、ルノー・トラックスのマキシティ・エレクトリックに水素走行レンジエクステンダーを搭載します。フランス郵政公社グループでは、このトラックの自力走行距離を100キロメートルから200キロメートルに延長することを視野に、1年間にわたりフランスのジュラ県ドールにおいて実際の運転条件の下でテストします。この自力走行距離の延長は、都市部と郊外地域におけるフランス郵政公社の日常業務のニーズに合致します。
シンビオFCellソリューションの動作原理は単純です。トラックのバッテリーが切れると燃料電池が電気モーターに電力を供給します。トラック全体の自律性はこのようにして倍増されます。これに加えて、燃料電池の放射熱を再利用してトラック内を暖房することができ、トラックはバッテリーの電池を使用せずに自律性を維持することになります。そして停止時には、必要に応じて燃料電池にバッテリーを充電させることもできます。ルノー・トラックスのマキシティ・エレクトリックには75リットルのタンク2個が搭載されており、それぞれのタンクが4kgの水素を350バールで貯蔵しています。
シンビオFCellモビリティー・ソリューションは、燃料電池を介して水素を電力に変換する方式で、5~300kWを発電し、炭素排出量はゼロです。このソリューションは道路車両、川船、都市部で頻繁に使用される車両に最適です。
フランス郵政公社にとってこのプロジェクトは、既に携わっている車両の寿命延長テストを続行するプロジェクトであり、クリーン車両で騒音と排出を抑えて大都市を支援することが狙いです。フランス郵政公社は現在、電気自動車の保有数が世界最大です。
シンビオFCell、フランス郵政公社、ルノー・トラックスは、今回の提携でフランスの水素運輸分野に強力なメッセージを発信しました。この分野の発展により、官民の多様な関係者の協力が必要となっていきます。
今回提携の一端を担うシンビオFCellのファビオ・フェラーリ最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「商用電気自動車の自律性、可用性を高めるためには水素が不可欠です。この分野に属する多様な組織の自覚が功を奏し始めています。フランス郵政公社とルノー・トラックスは、当社が数年間にわたり協力している先駆者に数えられます。今回の新たな提携を私たちは心からうれしく思っています。」
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