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OTとフィコサがMWC2014でロシアの自動車市場向け緊急通報システムを公開

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2014年02月28日

仏コロンブ

（ビジネスワイヤ） -- モバイル分野のデジタルセキュリティーソリューションで世界をリードするオベルチュール・テクノロジーズ（OT）と自動車部品・システムを供給するフィコサは、バルセロナのモバイル・ワールド・コングレス2014において、ロシア自動車市場向けの完全な緊急通報システム（ERA GLONASS¹）のデモを実施します。

ERA GLONASSシステムは欧州のeCallシステムのロシア版です。ERA GLONASS規制は2015年1月からロシアで施行される予定です。

ロシア運輸当局（NISS）の調査によれば、この規制は緊急サービスの現場到着までの時間を最大30%短縮し、救助できる人命を年間で最大4000人増やすことを目指しています。

この車載緊急システムは、特別なSIMカード（DIM® ERA GLONASS）とユーザーインターフェースモジュール（HMI）を組み込んだテレマティクスユニット（iVTU=車載テレマティクスユニット）で構成されています。

本システムは、DIM® ERA GLONASSがフィコサ製テレマティクスモジュールにインストールされているため、緊急通報にはGLONASSのプロファイルを使用し、テレマティクスサービスには商用プロファイルを使用することができます。プロファイルはロシアの規制に従って数秒で切り替えられます。

自動車産業の一流プロバイダーであるフィコサと、モバイル分野のデジタルセキュリティーソリューションで世界をリードするオベルチュール・テクノロジーズは、DIM® ERA GLONASS搭載CLARAプラットフォーム（HMIおよびテレマティクスシステム）におけるこうした革新成果を展示します。

フィコサ高度通信部門ディレクターのジョセプ・マリア・フォーカデル氏は、次のように語っています。「安全システムと緊急サービスは路上で命を救う上で基本となるものです。自動車コンポーネントのサプライヤーと同様に、私たちはこの分野の前進に関連するあらゆる技術に注目しています。ERA GLONASSやeCALLのシステム導入は、政府が最終決定権を握っています。当社が為すべきことは、政府による規制を予測することで、その規制の策定に携わる組織に支援を提供し、ソリューションの構成に積極的に参加することです。CLARAは、システムを定義したことだけではなく、機能のデモをしたことによる成果です。この仕事が可能になったのは、フィコサが技術特許を保有していること、またオベルチュール・テクノロジーズなどの他の戦略的産業パートナーと協力していることにより、M2M（機器間）市場で好位置に付けているおかげです。」

OTのM2M事業ディレクターであるEdward Simonetは、次のように語っています。「自動車向けのテレマティクスサービスと緊急システムは、世界中のドライバー、特にロシアのドライバーに大きなメリットをもたらします。OTは世界各国の規制に合致するイノベーションを提供しています。DIM® ERA GLONASSは、モバイルネットワーク事業者、自動車メーカー、テレマティクスサービスプロバイダーによるこれらの革新的サービスの実施を促進するために特別設計されています。DIM®ERA GLONASSはフィコサのCLARAプラットフォームと相まって、業界全体の前進に貢献します。」

ERA GLONASS¹： GLONASS技術に基づいてロシア政府が国内に適用する事故時緊急応答システムで、輸送安全性の強化が目的

オベルチュール・テクノロジーズについて

OTはモバイル分野のデジタルセキュリティーソリューションの世界的大手企業です。最初のスマートカードから、何百万台ものスマートフォンに搭載の最新の非接触決済技術に至るまで、OTは常にモバイル分野の核心に位置してきました。決済、通信、身分証明書市場で活躍するOTは、スマート決済、モバイル金融サービス、マシンツーマシン、デジタルID、運輸および出入管理分野にエンドツーエンドのソリューションを提供しています。OTは600人の研究開発要員を含め、世界で6000人以上の従業員を雇用しています。5大陸にわたる50カ所以上の販売拠点、そして10カ所の施設により、OTの国際的ネットワークは140カ国の顧客にサービスを提供しています。詳細については、www.oberthur.comをご覧ください。

フィコサについて

フィコサはスペインの産業グループで、自動車向けシステム・部品の研究・開発・製造・販売で世界をリードしています。1949年に設立された当社は、バルセロナ（スペイン）に本社を置き、欧州・北米・南米・アジアの19カ国に、8500人近くの従業員チーム、製造施設、技術センター、オフィスを擁しています。当グループは利益の4%を研究開発に投資し、自動車、エレクトロニクス、エネルギー、通信の各産業を対象とするスペインの技術開発センターの中でもトップレベルの施設を運営しています。フィコサは自社の将来像を、グローバルで多様性を増した事業課題を掲げ、付加価値製品ラインを拡大させた電子機器システムの世界的リーダーと捉えています。

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記事提供：ビジネスワイヤ