2024年11月19日
豪州で18日までに中谷元防衛大臣とリチャード・マールズ豪州副首相兼国防大臣、ロイド・オースティン米国防長官による日米豪防衛相会談があり「共同声明」が発表された。
声明では北朝鮮とウクライナへの侵略を続けるロシアを厳しく非難した。まず、北朝鮮に対しては「弾道ミサイル技術を用いた一連の無謀な発射と10月31日行われた大陸間弾道ミサイルの試験発射を含む行動を強く非難する」とし「これらは国連安保理決議に対する重大な違反」と断じたうえで「国際社会の平和と安定に対する重大な脅威」と指摘。「我々は国連安保理決議に沿った朝鮮半島の完全な非核化に対する継続的なコミットメントを再確認する」とした。
またロシアに対し弾道ミサイルやその他の物資の移転、部隊派遣に関して「我々はインド太平洋及び欧州大西洋の安全保障についての深刻な懸念を表明する」とした。
またロシアに対しては「国際的に承認されたウクライナの領土から全ての軍を即時、完全、無条件に撤退させるよう強く求める」と改めて侵略行為の即時停止、撤退を求めた。
そのうえで「我々は国際法を堅持する義務、国連憲章の目的及び原則に反し、武力により領土を取得しようとするロシアの試みを決して正当化、支持又は容認しないようにすることを、中国を含む第3国に喚起し続ける重要性でも一致」と中国など第3国に対して喚起し続けることを確認した。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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