2025年05月08日
石破茂総理が「昨年10月の総選挙後も、選択的夫婦別姓に反対する神道政治連盟がつくる『神政連国会議員懇談会』の会員に引き続きなっていることが5日、神政連のホームページでわかった」と6日、日本共産党の機関紙「赤旗」が報じた。
弊社で確認すると5月7日現在も石破総理はじめ林芳正官房長官、加藤勝信財務大臣、中谷元防衛大臣ら複数の閣僚の名前がHP会員欄に掲載されていた。
神道政治連盟は「靖國神社に祀られる英霊に対する国家儀礼の確立をめざす」「日本の史実に対する誤った認識を払拭し、世界から尊敬される道義国家、世界に貢献できる国家の確立をめざす」などとするもの。
神道政治連盟国会議員懇談会には自民タカ派で知られる高市早苗元総務大臣や旧統一教会が安倍晋三氏とともに重要人物としてきた山谷えり子元国家公安委員長ら衆参213名(昨年11月1日現在)が加入している。
夫婦別姓に反対する神道政治連盟は2021年7月5日に神社本庁の協力を得て発行したリーフレットで「選択的夫婦別姓が導入されれば私たちの生活や子供たちにも様々な混乱をまねきかねません」「子供は気にしていない?いいえ。悲しい思いをするのは子供たちです!」「別姓による『戸籍制度』見直しは社会の混乱を招きかねません」「〇〇家之墓として継承されてきたお墓の名称はどうなってしまうのでしょうか。日本人の伝統的な良き精神的基盤を崩すことにもつながってしまうのです」とアピール。
加えて「日本の戸籍制度は婚姻制度を補完する意味と登録や管理を家族単位ですることで社会の治安を維持するための意味を備えているといわれ、日本人の家族重視の観念を前提にしたものといえるでしょう」と世界唯一とされる「夫婦同姓」の婚姻における法定が家族制度の名残であることを自ら証明する表記になっている。
そのうえで「旧姓の通称使用は別姓を望む人たちにとっての最良の策ではないでしょうか」と現行の「夫婦同姓」の法規定制度をそのまま存続させる策を主張している。高市氏らの主張の路線を如実に示している。
日本共産党の赤旗は「首相就任前の石破首相は選択的夫婦別姓を『やらない理由がわからない』などと述べていましたが、首相になると一転、『家族の根幹に関わる』と、国会で後ろ向きな答弁を繰り返しています。昨年9月の自民党総裁選では選択的夫婦別姓導入に前向きでしたが、その後は、トーンダウンしたままです。総裁選時の主張がなぜ変わったのか説明が求められます」と消極的姿勢になった説明をするよう求めている。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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