2025年05月21日
中谷元防衛大臣は20日の記者会見で、広島県呉市に計画している「複合防衛拠点」について「日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区跡地を活用し、同地区に多機能な複合防衛拠点を整備したいと考えている。それによって装備品の維持整備・製造、訓練、補給等を一体的に機能させることで部隊運用の持続性を高めることが可能になる」と強調した。
中谷大臣は呉地区について「護衛艦隊、潜水艦隊、輸送隊所属の多くの艦艇が所在する海上自衛隊の重要拠点の一つ。そして南西方面、日本海へのアクセスも良く、海上輸送群も配備されるなど、今後、同地域の重要性は更に高まっていく」とし「防衛力の抜本的強化に資するものが出来るようにと考えている」と語った。
また鹿児島県西之表市馬毛島の基地整備での隊員宿舎建設について「昨年3月に工事契約し工事を進めてきたが、工事途中、区域内で大きな石が出てきたり、空瓶、古タイヤなどといった地中障害物が確認され、対応を検討する必要があることから、昨年11月1日から工事を一時中止している」とし、これを受けて「現在、西之表市との間で様々調整を行っている」とした。
予定地での建設を巡っては自民党の森山裕幹事長から「今の予定地でつくるのは無理がある。防衛省として対応を」と予定地を見直すよう求める発言も出ている。(編集担当:森高龍二)
記事提供:EconomicNews
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