フューチャーグループ、公共領域の支援を拡大 日本政府が取り組む医療DXを推進し、社会課題の解決に貢献
フューチャー株式会社

[画像:
https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/4374/785/4374-785-41a019a05042e5d0312abbbcd5860690-1280x720.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
フューチャー株式会社(代表取締役会長兼社長 グループCEO 金丸恭文、東京都品川区、以下「フューチャー」)の主要事業会社であるフューチャーアーキテクト株式会社(代表取締役社長 谷口友彦、東京都品川区、以下「フューチャーアーキテクト」)は、日本政府が進める医療DX(※1)において、2024年3月~2025年7月にかけてデジタル庁の「標準型電子カルテの本格展開に向けたα版の改修業務」(※2)、「病院情報システム等の刷新に向けた標準仕様策定業務」(※3)、及び社会保険診療報酬支払基金の「診療報酬改定 DX おける共通算定モジュール設計・開発及び運用・保守業務一式」(※4)を受託しました。
医療現場では、少子高齢化やデジタル化・データ活用の遅れを背景に、医療従事者の負担軽減と業務効率化、医療サービスの質の向上、医療機関の経営改善と持続可能性の確保が喫緊の課題となっています。現在国が進めている医療DXにおいては、1.全国医療情報プラットフォームの創設、2.電子カルテ情報の標準化等、3.診療報酬改定DXが3本の柱として進められています。フューチャーグループは本受託案件をつうじて2.3.を推進するとともに、世界に先駆けて超高齢社会に直面する日本の医療を取り巻く社会課題の解決に向けて、今後公共サービスの本質的な改革に寄与する支援をさらに拡大していきます。
■内閣府 デジタル庁:「標準型電子カルテの開発」(※2)及び「病院情報システムの標準仕様策定」(※3)
電子カルテ情報の全国的な共有と活用を促すため、共通ルールと機能を備えた「標準仕様に沿った電子カルテをはじめとした病院情報システム」を国の主導により開発・普及させる取組みです。現在、多くの医療機関において各ベンダーが独自開発した電子カルテシステムを導入しており、データ形式や項目、コード体系が統一されていないため、データ活用の限定性が生じています。当社は、「標準型電子カルテの開発」(※2)においては2024年度に開発されたα版の改修及び品質向上を担い、電子カルテが未導入の医科無床診療所(クリニック)への本格展開を目指します。「病院情報システムの標準仕様策定」(※3)においては、200床以下の中小病院に対して電子カルテをはじめとする病院情報システムの標準規格の策定と準拠推進に取り組みます。
■厚生労働省 社会保険診療報酬支払基金:「診療報酬改定DX」(※4)
医療機関や医療会計システムベンダーの診療報酬改定への対応負担を軽減し、効率化を図る取組みです。原則2年ごとに行われる診療報酬改定時には、新規項目の追加やコード修正が多数発生します。現在は各医療機関や医療会計システムベンダーが算出システムを個別に更新することで対応しており、改定内容の反映に大幅な時間とコストが生じています。社会保険診療報酬支払基金のマスターと連携し、診療報酬算定と患者の窓口負担額の計算、診療報酬明細書(レセプト)の作成を各ベンダーのシステムで共通して行うことができる「共通算定モジュール」プログラムや「請求支援機能」を開発・提供することで、診療報酬算定及び請求業務の効率化と負担軽減を目指します。本件は、日本医師会ORCA管理機構株式会社(代表取締役社長 露口泰介、東京都文京区)とともに推進していきます。
■フューチャーグループ、医療現場の課題解決に向けた取組みを強化
フューチャーは最新のテクノロジーをベースに「IT コンサルティング&サービス事業」と「ビジネスイノベーション事業」の 2軸でビジネスを展開するソーシャルデザインカンパニーです。医療・ヘルスケア分野の DX とイノベーションを専門とする「
Healthcare Innovation Group」では、医学・薬事分野の知見を持つコンサルタントが医療現場の業務効率化・デジタル化に取り組んでいます。2024年4月にはフューチャーアーキテクト内に「公共サービス事業部」を立ち上げ、AIやセキュリティのプロフェッショナルとともに日本の医療DXを支援しています。
フューチャーグループは、電子カルテをはじめとする医療業界の基幹システムが抱える課題を根本から解決し、医療DXの強固な土台を築くことに貢献します。さらに、医療情報が円滑に連携・活用される未来を見据え、一人ひとりが質の高い医療サービスを受けられる社会の実現に向けた取組みを一層強化します。今後も、AIを活用した研究開発(※5)、診断支援をはじめとする臨床現場の効率化(※6・7)、健康・医療・介護データを安全に活用するソフトウェア基盤(PHR:Personal Health Record等)の構築(※8)といった新たなサービスの開発をさらに加速させ、画期的な次世代医療システムを提供することで社会課題の解決を推進していきます。
※1 厚生労働省:医療DXについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/iryoudx.html
※2 標準型電子カルテの本格展開に向けたα版の改修業務 : 2025年4月契約締結
※3 病院情報システム等の刷新に向けた標準仕様策定業務 : 2025年7月契約締結
※4 診療報酬改定 DX おける共通算定モジュール設計・開発及び運用・保守業務一式 : 2024年3月契約締結
※5 フューチャー、北海道大学との共同研究を ORS 2025 にて発表
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/Newsletter_ors2025_250205.pdf
※6 フューチャーがアイ・ブレインサイエンスとともに開発した日本初の認知症診療支援に用いる検査機器ソフトウエア、「ミレボ(R)」が販売開始
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_HealthcareInnovation_20250114.pdf
※7 神戸大学とフューチャー、AI を活用した医療面接トレーニングアプリの開発を推進
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_MedicalEducation_241210.pdf
※8 フューチャー、医療分野のデジタル化事業に本格参入 PHR ソフトウェア基盤を提供開始
https://www.future.co.jp/press_room/PDF/PressRelease_HIG_FutureMedicalBase_20221213.pdf
■本件に関するお客様からのお問い合わせ先
フューチャー株式会社 Healthcare Innovation Group:石川、中元
お問い合わせフォーム :
https://www.future.co.jp/apps/contact/corp/others_entry.phpプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes