Green Carbon株式会社、マヒドン大学およびタイ王国天然ゴム公社(RAOT)と連携、タイで初のゴム苗木に対する管理型バイオ炭実験を開始
グリーンカーボン

~ゴム木廃材を持続可能な農業ソリューションに変え、農家の生活を改善し、国際的なカーボン市場を切り開くための先駆的研究~
ネイチャーベースのカーボンクレジット創出・販売事業を展開するGreen Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(グリーンカーボン))は、マヒドン大学およびタイゴム研究所(正式名称:Rubber Research Institute of Thailand、以下RRIT)を含む、タイ王国天然ゴム公社 (正式名称:Rubber Authority of Thailand、以下RAOT)と協力し、バイオ炭がゴムの苗木の初期成長に与える影響を評価するため、タイ初の管理型温室実験(以下本実験)を正式に開始しました。
本実験は、タイが直面する「農業廃棄物の管理」と「土壌肥沃度の低下」という二重の課題に対処しつつ、持続可能なカーボンクレジット創出への道を開く画期的な一歩となります。
[画像1:
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〇本リリース及び詳細に関する問い合わせはこちら
https://green-carbon.co.jp/contact/
○Green Carbon株式会社会社概要のダウンロードはこちら
https://green-carbon.co.jp/download-form/
タイは2065年までにネットゼロ達成を目標としており、農業分野は依然として温室効果ガス排出の主要セクターの1つです。一方で、約2,000万raiに及ぶゴム農地の多くでは、土壌の劣化や肥料コストの上昇が課題となっています。こうした状況の中で、農業残渣を価値ある資源へと変える持続可能な解決策として、バイオ炭への注目が高まっています。本研究は、タイで初めて、複数のバイオ炭投入量や肥料条件を比較し、ゴム苗木の成長に与える影響を科学的に検証する管理環境下での実験です。
[表1:
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[表2:
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[画像2:
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○マヒドン大学サラヤキャンパス温室施設1.
[画像3:
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本実験で使用されるバイオ炭は、タイ国内で年間150万トン以上発生するゴム木廃材から製造されており、分析の結果、ゴム木由来バイオ炭は有機炭素含有率75%超、pHが高く、多孔質構造を持つことが確認されています。これらの特性は一般的な土壌よりも優れており、炭素貯留能力や土壌改良効果に大きな可能性を示しています。
マヒドン大学サラヤキャンパス内の温室はすでに整備が完了しており、土壌およびバイオ炭の化学的特性に関する予備分析も実施済みです。
[画像4:
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○ゴム木廃材から製造されたバイオ炭
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○バイオ炭の表面
本実験の結果は中間結果を2025年末に共有、2026年1月末に取りまとめ、最終報告書および一般向け発表は2026年2月末を予定しています。本実験が成功した場合、RAOTの農家支援プログラムにバイオ炭を正式に組み込み、苗木段階を超えた市場への展開を図ります。
さらに、RAOTは全国規模での導入可能性を検討し、タイ国内でのバイオ炭利用拡大を推進します。
Green Carbonは、タイ国内で年間3,000トン以上のバイオ炭販売を目指すとともに、Puro.earthおよびIsometricによる認証取得を通じてカーボンクレジットの創出を進めます。
また、2030年までに年間15万トン以上の供給体制を確立し、地域市場への拡大および国際的なクレジット登録を目指します。
<Green Carbon株式会社:担当 原田 亮 氏>
本プロジェクトは、政府・大学・スタートアップが連携し、気候変動対策と農業支援を両立する新しいモデルです。農業残渣をバイオ炭に変えることで、タイの農家はコスト削減と土壌改良を実現でき、同時に国際的なカーボン市場への参加も可能になります。
<マヒドン大学:Asst. Prof. Dr.Wanwisa Pansak>
マヒドン大学は、革新と社会的価値を融合させた持続可能な農業研究を推進しています。本研究は、ゴム苗木の健全な成長と土壌改善、そして長期的な環境保全への貢献を目指すものです。
<RAOT: Mr. Prai Sudjit Position>
タイゴム庁は、ゴム資源を最大限に有効活用し、ゴム木廃材に新たな価値を与えることで、持続可能なゴム産業の確立を目指しています。
[表3:
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<マヒドン大学(Mahidol University)>
1888年創立。タイを代表する研究型大学で、QS東南アジア大学ランキング2025では上位15位にランクイン。医療・自然科学・工学・環境分野における研究で高い評価を得ており、ゴム科学や高分子化学を専門とするゴム技術研究センター(RTEC)を擁します。
<タイ王国天然ゴム公社 (正式名称:Rubber Authority of Thailand, RAOT)>
農業・協同組合省(MOAC)傘下の国家機関。タイ全土のゴム産業振興と小規模農家支援を担う。
2024年にはGreen Carbonと持続可能なゴム農園経営と気候貢献型廃材利用に関する覚書(MOU)を締結。
○参考URL:
https://green-carbon.co.jp/raot/
◆Green Carbon 株式会社
代表者 :代表取締役 大北 潤
所在地 :東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
設立 :2019年12月
事業内容 :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業
URL :
https://green-carbon.co.jp/
◆Green Carbon事業紹介
Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、国内外において自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しており、その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。
事業展開領域は日本、東南アジアを中心にオーストラリア、南米まで拡大しており、自然由来のカーボンクレジット(水田、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、牛のゲップなど)を創出しています。国内の水田においては、2023年度日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約40,000ha(約80,000t)に拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。
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note :
https://note.com/green_carbon/プレスリリース提供:PR TIMES




記事提供:PRTimes