NanoFrontier株式会社、公益財団法人七十七ビジネス振興財団「第28回 七十七ニュービジネス助成金」に採択
NanoFrontier株式会社
特定PFASをリアルタイム検出する独自のナノ粒子生成技術が高く評価
NanoFrontier株式会社（本社：宮城県仙台市青葉区、代表取締役：井上 誠也）は、このたび公益財団法人七十七ビジネス振興財団が主催する「第28回 七十七ニュービジネス助成金」に採択されました。当社が開発する特定PFAS（PFOA・PFOS等）を低コストかつリアルタイムに検出可能とする独自のナノ粒子生成技術が、新規性・独創性・事業性の観点から高く評価されたものです。
本助成により、より制御されたナノ粒子の連続量産体制を整え、PFAS汚染の早期発見と安全な水環境の構築に貢献します。
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「七十七ニュービジネス助成金」は、宮城県および東北地域における産業振興と新事業創出を支援することを目的に、公益財団法人七十七ビジネス振興財団が実施する助成制度です。地域に根差した革新的なビジネスプランを持つ企業・団体を対象に、事業化に向けた初期段階の取り組みを後押しすることで、持続的な地域経済の発展に寄与することを目指しています。
本助成金は、地域産業の高度化や社会課題の解決に資する新規事業を育成するプログラムとして位置づけられ、産学官金の多様な関係者との連携を通じて、東北から未来を創る新しいビジネスモデルの構築を促進しています。
PFASはその優れた化学特性から幅広い産業で利用されてきた一方、PFOA・PFOSを中心に健康影響が深刻化し、世界的に厳格な水質規制が進んでいる。特に日本では50ppt以下という国際的にも厳しい基準が設けられ、現場で迅速に特定PFASを検出できる技術の確立が急務となっている。しかし、従来の分析法は高額な装置と高度な専門性を必要とし、即時性や低濃度検出の面で大きな制約があった。
こうした社会的課題に対し、東北大学が開発した「特定PFAS検出用有機ナノ色素」は、難水溶性有機色素を独自技術でナノ粒子化し、水中に安定分散させることで、色調変化のみで低濃度PFASをリアルタイムに検出できる世界初の手法である。さらに、その量産と安定供給を可能にする当社の高度なナノ材料連続精製技術は、化合物ごとに粒子形成条件を精密制御することができるため、高い独創性と技術力が評価された。
今後、国内外での規制強化に伴いPFAS検出技術の需要は急速に拡大することが予想され、本技術は環境汚染の早期発見と安全な水インフラの構築に大きく寄与することが期待される点が高く評価された。
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今回の採択は、PFAS問題という地球規模の課題に対し、当社の技術が持つ社会的意義を強く後押しするものです。独自のナノ粒子化技術と連続プロセスをさらに磨き込み、誰もが安心して使える“リアルタイムPFAS検出”の社会実装を推進してまいります。
（代表取締役 井上誠也）
名称： 第28回（2025年度） 七十七ニュービジネス助成金
主催： 公益財団法人 七十七ビジネス振興財団
目的： 宮城県内の産業振興・経済発展に寄与する革新的事業・新規技術の創出支援
公式サイト：
https://www.77bsf.or.jp/recruitment/
会社名：NanoFrontier株式会社
代表者：代表取締役 井上 誠也
所在地：宮城県仙台市青葉区片平2-1-1 東北大学産学連携先端材料研究開発センター215号室
設立：2025年4月7日
事業内容：
- 有機ナノ粒子化技術を用いた試薬品・機能性材料の研究開発、製造および販売- 有機ナノ粒子の製造受託および関連技術の提供- 有機ナノ粒子化技術分野における技術ライセンスの供与および技術コンサルティング
公式サイト：
https://nanofrontier.jpプレスリリース提供：PR TIMES
記事提供：PRTimes
