生成AIの回答に、自社は挙がっているか。AI検索での引用状況を測るリソースをAXerで提供開始
株式会社アイトリガー

引用されたかどうかに加え、AIが根拠に使ったページまで記録する。次に手を入れる対象を特定する
株式会社アイトリガーは、マーケティングAXのソリューション「AXer」に、生成AI検索での引用状況を競合と並べて測るリソースを追加し、2026年9月より外部提供の受付を開始します。想定される問いを複数用意し、複数の生成AIに対して同じ条件で投げて、自社と競合のどちらが回答に挙がったかを記録します。検索順位とは別の軸で現在地を示すとともに、AIが回答の根拠として参照したページを記録し、次に手を入れる対象を特定できるようにします。社内運用を経て、検索順位で評価しているが生成AI経由の言及を把握できていない企業へ提供します。マーケティングAXの実践例です。
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順位という単一の指標では、検知できないものがある
マーケティング支援の業務で、検索まわりの評価について課題を確認しました。検索経由の成果は、長らく検索順位で評価されてきました。何位に入っているか、何語で上位を取れているか。この指標は今も有効です。
一方で、生成AIによる検索が広がり、順位とは別の経路が生まれました。利用者がAIに質問し、AIが答えのなかで特定の企業やサービスを挙げる。この経路では、検索結果の何位に表示されるかは直接の意味を持ちません。
そして順位だけを見ていると、次のどちらも検知できません。順位は取れていないのに、AIの回答では競合より多く挙がっている状態。これは持っている資産が評価の指標に映っていないということです。逆に順位は取れているのに、AIの回答では一度も挙がらない状態。こちらは穴に気づけません。どちらも順位という単一の指標では表れないため、別の軸を持たない限り見えないままになります。
施策を増やす前に、測れる状態をつくる
この領域では、対策として語られている手法が既に数多く存在します。一方で、生成AIに向けた記述の標準仕様とされているものの一部は、2026年時点でも提案の段階にとどまっており、主要な生成AIの提供各社から公式な対応の表明が出ていません。効果がないという意味ではなく、効いたかどうかを確認する手段がない、という意味です。
測れない状態で施策だけを増やすと、何が効いたのかが後から分かりません。マーケティングAXでは、新しい領域に対しては手を打つ前に現在地を測れる状態を先につくります。今回の実装で、業務には4つの変化が起きています。
1. 自社だけでなく、競合と並べて測る
引用されているかどうかは、単独で見ても意味を持ちません。同じ問いに対して他社がどれだけ挙がっているかと比べて、初めて位置が分かります。そこで測定は、自社と競合を同じ条件で並べる形にします。想定される問いを複数用意し、それぞれについて誰が挙がったか、回答内で何番目に挙がったかを記録します。問いはキーワードではなく、実際に利用者が入力する質問の形で作ります。
2. 複数の生成AIを対象にする
AIごとに挙がる企業が異なります。ひとつのAIでの結果だけを見ると、判断を誤ります。そのため対象を複数に分けて、それぞれで測定します。いずれも各社が公式に提供している経路を使うため、規約上の懸念を持ち込みません。検索結果の上部に表示されるAIの回答については公式の取得手段がないため、既に契約しているツールの指標を利用します。
3. 一度きりにせず、同じ条件で繰り返す
この領域は、AI側の仕様が短い周期で変わります。一度測って良い結果が出ても、それが維持されているとは限りません。
そのため最初の測定を現在地として記録し、以降は同じ条件で繰り返します。施策を打った前後で引用のされ方がどう動いたかを、同じ物差しで比べられる状態にします。順位の計測を継続的に行うのと同じ考え方を、引用の側に置きます。
4. 何を読んで答えたかを記録する
ここが施策に直結する部分です。生成AIが回答の根拠として参照したページは、応答とあわせて取得できます。参照先のURL、そのページの表題、そして実際に引用された箇所の文章まで記録します。
これが取れると、次に手を入れる対象が決まります。自社のページが根拠として引かれていれば、その記述を強化する判断ができます。逆に他社のページばかりが引かれている場合は、そこに書かれている情報が自社側に存在しない可能性があります。何を書き足すべきかが、推測ではなく参照先から逆算できます。
引用のされ方は問いによって変わるため、フレーズごとに参照先を記録し、繰り返し測るなかで引かれるページがどう変化したかも追えるようにします。
なお本リソースは、単体のSaaSツールとしての提供は行わず、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装します。何を問いとして測るか、どこを比較対象とするか、どの頻度で回すかの設計から着手します。
測って終わりにせず、次に書く対象まで出す
今回実装したのは、AI検索で引用されるための施策ではありません。その手前で、いま自社がどう引用されているのかを、競合と並べて把握できるようにするための組み替えです。
検索順位という単一の指標で評価するやり方から、順位と引用を別の軸として並べて見るやり方へ。今後は測定する問いの範囲を広げるとともに、記録した参照先が自社と他社のどちらかを分類する機能と、同じキーワードにおける広告成果との突き合わせを進めていきます。既存のモニタリングは検索側の視点で設計されているため、広告と並べて見る視点はまだ空いています。
本リソースは完成パッケージではなく、各社の事業と競合環境に合わせて組み替えます。何を問いとして測るべきかの設計からご相談いただけます。
■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
URL:
https://aitrigger.co.jp/プレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes