青森大学が10月30日に2025年度第2回「比較環境思想研究会」を開催 ― テーマは「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」
青森大学
青森大学(学長:澁谷泰秀)比較環境思想研究センターは10月30日(木)、2025年度の第2回研究会を開催。北海道大学の小池孝良氏(農学研究院研究員)を招請し、「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」をテーマとした講演を行う。会場は一般財団法人環境イノベーション情報機構会議室(東京都千代田区)で、会場参加(要申込)のほか、Zoomによるオンライン参加(青森大学教職員以外は要申込)も可能。
「自然と人間」の共生思想である環境思想は、地球環境問題をはじめ世界共通のさまざまな問題解決の基盤として、現実社会において生かされる時代にある。また、環境思想の国際比較は、自然と人間の関係性をテーマに、国際間の理解をより一層深める上で有意義な研究活動と考えられる。
21世紀における地球的規模の課題に対して多方面からの提案が待たれる中、これまで世界各地で展開されてきた環境思想・実践活動などを再検討し新たな思想を探ることを目的として、青森大学は2022年に比較環境思想研究会を設立。第一線で活躍する研究者・実践者を多彩な分野から招いて講義を実施し、聴講者も交えた活発なディスカッションを交わしてきた。
2025年度のテーマは「森と人をつなぐ環境思想」。森や里山のテーマは、これまでも各所で多くのディスカッションや活動が行われてきた。とりわけ「森」は、重要なテーマとして繰り返し取り上げられる傾向にある。
しかし一方で、気候危機や森林劣化が深刻さを増す今、改めて「森と人をつなぐ環境思想」を問い直す意義があると考えられる。単なる保全や利用の視点を超え、森を精神的・文化的にとらえ、次世代へとつなぐ思想を浸透させていくことが急務である。
こうした考えに基づき、今年度の比較環境思想研究会では、国内外の森と人の関係に関する知恵や思想に学びながら、このテーマを多角的に掘り下げている。第1回は「『脳と森』から『共生進化序説』へ」と題して、7月に実施した。
第2回は、北海道大学の小池孝良氏を招請。森林生態学の保全管理を考える際に、あらゆる専門分野を統合する総合的かつ実践的な学問である「森林美学」を「森林管理のリテラシー」と位置づける視点から、環境思想にアプローチしていく。
概要は下記の通り。
◆2025年度第2回 比較環境思想研究会
「森と人をつなぐ環境思想 ― 森林美学の視点 ―」
【日 時】 10月30日(木) 17:30~19:30
【会 場】 一般財団法人環境イノベーション情報機構 会議室(東京都千代田区神田東松下町38 鳥本鋼業ビル3階)
・アクセス:
https://www.eic.or.jp/eic/access/
※オンライン配信(ZOOM)あり
【ゲスト講師】
小池孝良氏(北海道大学農学研究院研究員)
・専門分野:造林学、森林保護学
《参考文献》
上田裕文・梶光一・宮本敏澄・小池孝良 編『森林生態系の保全管理:森林・野生動物・景観』(共立出版 2025)
【申込】
会場参加および、青森大学教職員以外でオンライン参加をご希望の方は、下記アドレスまでメールにて予約。オンライン参加の方法は後日、メールにて連絡。
◎e-mail: tseki@aomori-u.ac.jp (関智子・幹事)
※会場準備の都合により、会議室での参加を希望の場合は「所属」「氏名」をメールに記載ください。詳細情報を折り返し連絡します。
(参考)
・【比較環境思想研究会】第2回研究会を開催します
https://aomori-u-tokyo.jp/2025%E5%B9%B410%E6%9C%889%E6%97%A5/
●一般財団法人環境イノベーション情報機構
https://www.eic.or.jp/eic/
▼研究会に関する問い合せ先
青森大学東京キャンパス 関智子研究室
住所: 東京都江戸川区清新町 2-10-1
TEL: 03-6261-6399
E-mail: tseki@aomori-u.ac.jp
▼本件に関する問い合わせ先
広報室
萱森 由介
住所:青森県青森市幸畑2-3-1
TEL:017-738-2001
FAX:017-738-0143
メール:koho@aomori-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/
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