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デロイト トーマツ、Bリーグ所属クラブを経営面からランキングした「Bリーグマネジメントカップ2024」を発表

デロイト トーマツ グループ

デロイト トーマツ、Bリーグ所属クラブを経営面utf-8

ワールドカップやBプレミアが影響し平均入場者数や売上高が拡大、Bリーグ史上初B1の3クラブが売上高30億円超、B2は平均売上高8億円を突破


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デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村 研一、以下「デロイト トーマツ」)でスポーツビジネスを展開するスポーツビジネスグループは、国内男子プロバスケットボールリーグBリーグのB1とB2に所属する全クラブを経営面からランキングした「Bリーグマネジメントカップ 2024」を発表します。今回のランキングでは、B1は琉球ゴールデンキングス(以下「琉球」)が2022年シーズン以来2年ぶり3回目の優勝、B2はB2降格初年度の滋賀レイクス(以下「滋賀」)が初優勝となりました。

デロイト トーマツはスポーツビジネスの一層の発展に向けて、事業や経営といった観点での関心と理解を広げることを目的に、「マネジメントカップ」を発表しています。クラブのマネジメントにおいて、いかに試合に勝つかという「フィールドマネジメント(以下「FM」)」とともに重要なのが、いかにビジネスとして収益を上げ、事業拡大をするかという「ビジネスマネジメント」(以下「BM」)です。「Bリーグ マネジメントカップ」は、Bリーグから公表されたB1とB2に所属する全クラブの財務情報などの公開情報をもとに、BMにおいて重要なテーマである「マーケティング」、「経営効率」、「経営戦略」、「財務状況」の4つの視点で計11のKPIを設けて分析し、それぞれの集計を基にランキングしています。

調査結果の詳細については下記レポートをご確認ください。
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/consumer-and-industrial-products/articles/sb/b-league-management-cup.html

7回目となる今回の「Bリーグマネジメントカップ2024」では、ほぼ全クラブで平均入場者数が対前年比増を達成しており、その影響で売上高も伸びています。B1では、アルバルク東京(以下「A東京」)、琉球、千葉ジェッツふなばし(以下「千葉J」)の3クラブが同時に、Bリーグ史上初となる売上高30億円の大台を突破しています。また、B2でも平均売上高が初めて8億円を突破しました。その要因として、2023年8月のFIBAバスケットボール・ワールドカップで日本代表がパリ五輪の出場切符を手にしたことでバスケットボールへの注目度が高まったことや、2026年シーズンから始まる「Bプレミア」参入条件に必要な「売上高12億円以上」、「平均入場者数4,000人以上」などがベンチマークとなり、各クラブのBM強化が急ピッチで進んだこと、また、収容人数5,000人以上などの基準を満たすアリーナの整備も全国各地で進んだことなどが挙げられます。

「Bリーグ マネジメントカップ2024」ランキング上位結果
■B1は、琉球ゴールデンキングスが2年ぶり3回目の優勝


[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2100/104787/650_147_2025022617355367bed2698c219.png

※数字はポイント数、★はディビジョン最高値。BMPはビジネスマネジメントポイントの略。

琉球は、マーケティング、経営戦略、財務状況の3分野で上位3位以上となり、2022年以来2年ぶり3回目の1位となりました。2023年FIBAバスケットボール・ワールドカップの会場となった本拠地の沖縄アリーナはエンターテインメント性が高く、平均入場者数が8,000人を突破し、アリーナ集客率も90%を上回り、「満員のアリーナ」を体現しています。琉球と広島ドラゴンフライズが対戦したチャンピオンシップ(2024年5月26日開催、於:横浜アリーナ)では、13,203人という年間最多入場者数を記録しました。
B1全体では、24クラブ中22クラブが平均入場者数増加を達成し、平均入場者数が前年比+1,174人(+33.5%)の4,676人となり、コロナ禍前の平均を大幅に上回る水準となっています。それに伴い売上高の平均も前年比+404百万円(+28.4%)の1,826百万円と過去最高を記録しました。

■B2は、B2降格初年度の滋賀レイクスが初優勝


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※数字はポイント数、★はディビジョン最高値。BMPはビジネスマネジメントポイントの略。

滋賀は、マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況全分野で上位3位以上というバランスの良さで1位となりました。2016年のBリーグ開幕以来、初めてのB2降格という試練に直面した滋賀でしたが、「1シーズンでのB1復帰」という絶対目標を見事実現させました。また、2023年シーズンから「試合後のイベント」を充実させることに注力しており、解説者による試合の振り返りや解説を現地で行い、YouTubeでも生配信する取り組みや、試合後に選手との記念撮影に参加できる「推しタオルルーレット」という抽選などを実施しています。イベントの評価が高いことに加えて、帰りの客足を分散させることに成功しており、結果として「顧客体験向上」につながりB2降格後のシーズンにもかかわらず、平均入場者数を3,688人(+41.7%)と大きく増加させています。
昨シーズンからB2に所属する全10クラブで平均入場者数が増加し、初めて2,000人を突破しました。特に、学校訪問や青少年育成など、地域に根ざした取り組みを継続的に行っているアルティーリ千葉の平均入場者数が5,106人と突出しており、B1平均をも上回る水準となっています。

■ランキングの算出方法
マーケティング、経営効率、経営戦略、財務状況の4つの視点に対して、デロイト トーマツが独自のKPI(Key Performance Indicators:重要業績評価指標)を設定し項目別にランク付けを行い、そのランキングに応じたビジネスマネジメントポイントを付与していきます。なお、ビジネスマネジメントポイントが同点の場合、マーケティングの順位が上のクラブが上位クラブとなります。(以下、経営効率、経営戦略、財務状況の順に同様の判定)。各KPIは以下の通りです。
マーケティング:平均入場者数、アリーナ集客率、客単価
経営効率:1勝あたりチーム人件費、1勝あたり入場料収入
経営戦略:売上高・チーム人件費率、SNSフォロワー数、グッズ関連利益額
財務状況:売上高、売上高成長率(B1のみ)、自己資本比率

デロイト トーマツのスポーツビジネスグループ(SBG)について
デロイト トーマツは日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループであり、財務会計、戦略、マーケティング・業務改革など、多様な分野のプロフェッショナル約2万人が、クライアント・社会・メンバーに最も価値あることをもたらすために日々挑戦を続けています。SBGでは、スポーツを核とした地域活性化モデルの構築や、クラブやリーグ、協会など競技団体の経営基盤の強化から観客・ファンの獲得、収益を最大化する商品サービスの開発、スタジアムの建設・運営管理など様々な課題解決を行い、日本におけるスポーツビジネス領域での産業基盤の強化に向けた取り組みを推進しています。
www.deloitte.com/jp/sports-business


本件に関するお問合わせ先
デロイト トーマツ グループ 広報担当 井村、菊池
Tel: 03-6213-3210 Email: press-release@tohmatsu.co.jp

関連リンク
BMC2024
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/consumer-and-industrial-products/articles/sb/b-league-management-cup.html

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