2025年07月02日
東京
(ビジネスワイヤ) -- PHCホールディングス株式会社 (本社:東京都千代田区)傘下のPHC株式会社 バイオメディカ事業部(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村 伸朗、以下「PHCbi」)は、この度、製薬企業及び研究施設・医療機関に向けて、生体試料や医薬品の品質劣化リスクの低減と省エネルギー性能との両立を追求した-85℃ノンフロン デュアル冷却 超低温フリーザー「TwinGuard ECO(ツインガードエコ)」(品番:MDF-DU703VXHS1-PJ[729L]/ MDF-DU503VXHS1-PJ[528L])(*1)を開発しましたので、お知らせ致します。本製品は、2025年7月9日(水)から11日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「第7回再生医療EXPO東京2025」(公式サイト:INTERPHEX Week Tokyo / 再生医療EXPO 東京2025)に参考出展し、2025年8月に国内で販売開始予定です。
本プレスリリースではマルチメディアを使用しています。リリースの全文はこちらをご覧ください。:https://www.businesswire.com/news/home/20250701800492/ja/
細胞遺伝子治療やワクチンなどの研究開発の進展に伴い、長期保存する貴重な生体試料や細胞医薬品の品質維持がこれまで以上に重要になっています。より厳格な温度管理の下、機器の故障による保存物の品質劣化や損失リスクを抑制し、安定した温度環境の長期的な持続を可能とする、より信頼性の高い保存機器が求められています。
このたび開発した「TwinGuard ECO」は、PHCbiが長年培ってきた精緻な温度制御技術の活用により冷却性能が向上した2つの独立冷凍回路の搭載によって、生体試料や医薬品をより安心して長期保存できるだけでなく、冷媒のノンフロン化と消費電力の大幅な削減を通じて地球環境負荷低減にも貢献するノンフロン超低温フリーザーです。
<本製品の特長>
1.「デュアル冷却システム」の性能強化と、IoT管理ソリューション「LabSVIFTTM」の活用で、保存物のより徹底した品質管理を実現
独立した2つの冷凍回路を搭載した「デュアル冷却システム」は、万が一、片側の冷凍回路にトラブルが発生した場合、もう一方の冷凍回路で庫内温度の上昇を防ぎます。本機能を搭載した従来機種では、片側の冷凍回路による庫内の冷却温度は-70℃でしたが、「TwinGuard ECO」では、-75℃まで冷却性能を向上しました(*2)。さらに、別売品のIoT管理ソリューション「LabSVIFTTM」(*3)と接続することで、機器の稼働データをリアルタイムにクラウドに連携することが可能となるため、パソコンやモバイル端末を介して、離れた場所でもリアルタイムに機器のパフォーマンスを確認できます。これらの機能により、長期保存中の貴重な試料や医薬品の品質低下や損失リスクのさらなる低減を実現します。
2.自然冷媒とインバーター制御コンプレッサー搭載により、省エネ性能を大幅向上
エネルギー効率が高い自然冷媒(*4)の採用と、低速での運転制御によって電力消費を抑制できるインバーター制御コンプレッサーの搭載により、1日あたりの消費電力量を7.3kW(*5)に抑え、年間消費電力量を従来機種(*6)との比較で約45%削減しました。
3.カラー液晶タッチパネルの大型化とユーザーインターフェースの刷新により、視認性、操作性、利便性を向上
カラー液晶タッチパネルは、従来の7インチから10.1インチへ拡大し、解像度もアップしました。また、全面ガラスタイプの液晶保護カバーを採用し、フルフラット化することで、視認性・操作性・清掃性を向上しました。さらに、庫内の異常を知らせるアラーム発生時の対処方法は、画面に表示される二次元バーコードを読み取るだけで簡単に対処内容を確認することができるなど、利便性の向上を通じて研究現場の作業負担の軽減に寄与します。
PHCbiは、1966年に薬用保冷庫を国内で発売して以来、保存・培養機器を中心とした幅広いライフサイエンス機器の開発に取り組んでまいりました。中でも、国内シェア第1位(*7)、グローバルシェア第2位(*8)を誇る超低温フリーザーは、世界中の大学・研究機関や製薬企業などで15万台以上が稼働し、研究者と最先端の研究活動を支えています。今回の新製品は、冷媒のノンフロン化及び省エネ性能の追求に加え、冷却性能のさらなる進化とクラウドとのデータ連携による新たなサービスの活用によって、生体試料や医薬品の長期的で確実な品質維持の実現を目指して開発を進めてきたものです。
PHC株式会社で取締役及びバイオメディカ事業部長を務める高魚 力は、次のように述べています。 「当社の超低温フリーザーは、業界をリードする高精度な温度制御や省エネ性能など、独自技術と精緻なモノづくりでお客様よりご評価いただいております。『TwinGuard ECO』は、予測できない機器の故障による大切な保存物へのダメージを懸念されるお客様のご要望に応え、従来製品よりもさらに安心してお使いいただける設計で開発を進めてまいりました。当社は、これからも研究・医療現場のお客様の課題に真摯に取り組み、現場のニーズに応える新たなソリューションの提供を通じて、最先端のライフサイエンス研究とモダリティ(治療手段)の進化への貢献を目指してまいります。」
【第7回再生医療EXPO 東京2025 開催概要】 会期:2025年7月9日(水)~11日(金) 会場:東京ビッグサイト 西展示棟(PHCbiブース番号:W5-30) 公式サイト:INTERPHEX Week Tokyo / 再生医療EXPO 東京2025
(*1)
https://www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du503vxhs1
https://www.phchd.com/jp/biomedical/preservation/ultra-low-freezers/mdf-du703vxhs1
(*2)
社内規格で定める条件下での測定(室温30℃、無負荷、庫内の中央部で測定、使用機体MDF-DU703VXHS1、100V/50Hz・60Hz)
(*3)
www.phchd.com/jp/biomedical/monitoring-system/LabSVIFT
(*4)
HC混合冷媒
(*5)
社内規格で定める条件下での測定(室温23℃、庫内設定温度-80℃、無負荷、使用機体MDF-DU703VXHS1、100V/50Hz・60Hz)。
(*6)
従来機種:MDF-DU702VX(エコモード、三相200V/60Hz)
(*7)(*8)Frost & Sullivan 2024 report ‘Global Assessment of Life Science Equipment’2023 Actual
<PHC株式会社・バイオメディカ事業部について>
1969年に設立されたPHC株式会社は、グローバルヘルスケア企業として事業を展開するPHCホールディングス株式会社(コード番号6523 東証プライム)の日本における事業子会社です。ライフサイエンス事業を担うバイオメディカ事業部では、事業ブランド「PHCbi」を掲げ、超低温フリーザーやCO2インキュベーターをはじめとした研究・医療支援機器及びサービスの提供を通じて、約110の国と地域における研究者と医療従事者への支援に取り組んでいます。 www.phchd.com/jp/biomedical/about-phcbi
<PHCホールディングス株式会社について>
PHCホールディングス株式会社(証券コード 6523 東証プライム)は、健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献することを経営理念に掲げるグローバルヘルスケア企業です。傘下にPHC株式会社やアセンシア ダイアベティスケアホールディングス、エプレディアホールディングス、株式会社LSIメディエンス、ウィーメックス株式会社、メディフォード株式会社などを置き、糖尿病マネジメント、ヘルスケアソリューション、診断・ライフサイエンスの事業領域において、開発、製造、販売、サービスを行っています。2024年度のグループ連結売上収益は3,616億円、世界125以上の国と地域のお客様に製品・サービスをお使いいただいています。PHCグループはPHCホールディングス株式会社とその事業子会社の総称です。 www.phchd.com/jp
以上
businesswire.comでソースバージョンを見る:https://www.businesswire.com/news/home/20250701800492/ja/
連絡先
<製品サービスに関する窓口>
PHC株式会社 バイオメディカ事業部マーケティング部
電話:080-4816-3259 E-mail:masayo.okada@phchd.com
<IR報道関係窓口>
PHCホールディングス株式会社 IR・広報部
電話:03-6778-5311 E-mail:phc-pr@gg.phchd.com
記事提供:ビジネスワイヤ
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