実践女子学園が、渋谷校地に中高新校舎建設を決定。28年4月にオープン。生徒らのアイデア生かし、「新しい学びの基地」を目指す。
実践女子大学
実践女子学園(理事長:木島葉子)は、中期計画(2025-2034年度)をまとめ、東京都渋谷区にある敷地に、主に中高校舎として利用する新棟を建設することを正式に決定しました。育てたい生徒像を実現するため、「新しい学びの基地」をコンセプトに、主体的に学びを深めるための「ラーニングコモンズ」などのスペースを設置することにしています。東急建設が設計・施工し、2028年4月のオープンを目指します。
着工は、26年7月から。地上10階建て。
計画では、2025年度に基本設計、実施設計を進め、今年11月からは、築59年と老朽化した「下田陞勲記念館」の解体工事に着手。解体終了後の2026年7月からは記念館の跡地に、鉄骨造り10階建ての新棟の着工を始めることにしています。また、現在、中学校の校舎として使われている1、3館の解体工事は新棟完成後に行われ、学園用地の確保とグラウンドの整備が行われます。学園用地の今後の利活用については、現在、検討を進めているところです。
「育てたい生徒像」を実現するため、ラーニングコモンズやSTEAM教育支援のラボも
新棟建設にあたって学園が重要視しているのは、中高が考える育てたい生徒像をいかに実現するのかということです。中高が考える育てたい生徒像とは、主体的に学び続け、多様性を認めて他者と協働でき、自分の考えを発信できるというものです。これを実現するため、「新しい学びの基地」をコンセプトに、主体的な探究学習やグループ学習をするスペース「ラーニングコモンズ」のほか、STEAM教育の活動を支援したり、企業などとの外部連携を視野に入れたりするラボ、国籍・世代を超え、自由にコミュニケーションできる空間を設けることにしています。設計にあたっては、ワークショップを開くなど教職員・生徒が一緒になって考えたアイデアを取り入れていくことにしています。
東急建設をはじめ、東急グループとともに「渋谷の発展に寄与したい」という思いも。
施工業者は、複数の業者によるプロポーザル方式で行われ、学園の選定会議の審査の結果、東急建設に決定し、2025年5月に工事請負契約を締結しました。東急グループは、100年に1度ともいわれる渋谷駅周辺の再開発を進めており、学園は「東急グループとともに渋谷の発展に寄与していきたい」としています。
学園として、渋谷の地を最大限に利活用する。
渋谷校地はJR渋谷駅近くにあり、2万5000平方㍍の敷地には、実践女子大学・実践女子大学短期大学部渋谷キャンパスの校舎である「創立120周年記念館」と中学校高等学校の校舎など計6棟の建物が併設されています。新棟建設は、10年後を見据え、学生・生徒の教育環境を整えると共に、学外に対してもオープンな場であり、中高大の活発な交流によって相乗効果を創出できるキャンパスを目指すのが狙いで、最大の経営資源でもある渋谷の地を学園として最大限利活用する必要があると判断しています。
【新棟建設事業概要】
・所在地 東京都渋谷区東1―1―11
・事業期間 2025年5月~2028年12月(予定)
・事業内容 下田陞勲記念館の建て替えによる中高新校舎建設並びに1館、3館解体による学園用地確保
▼本件に関する問い合わせ先
実践女子学園
経営企画部広報課
住所:東京都渋谷区東1-1-49
TEL:03-6450-6837
【リリース発信元】 大学プレスセンター
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