【成長のギアをシフトする】新入社員向けプログラム「SHIFT」をリニューアル
インパクトジャパン株式会社

組織・人材開発研修、コンサルティングのインパクトジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:戒能 祥哲、以下、当社)は、新入社員向けプログラム「SHIFT(シフト)」を2025年11月10日にリニューアルします。自律的なマインドセットを身につけ、仕事における経験からの学び方を習得するプログラムです。
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新入社員向けプログラム「SHIFT」
■開発の背景:
現代の新入社員には、自分が経験したことから学びを抽出する能力が求められています。この世代は、学生時代をコロナ禍あるいはウィズコロナの生活様式と共に過ごしてきた世代と言えます。そのため、集団として動く経験が希薄だったのではないでしょうか。2025年度の新入社員を対象にキャリア観を尋ねた調査*によると、自分の意見をわかりやすく伝えるスキルや人を巻き込むスキルについて開発余地があると感じているとの結果が示されていました。
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https://hr-trend-lab.mynavi.jp/column/newcomers-and-young-people/8554/
そんな彼らは、オンライン上の情報や知識を収集してスピーディーに正解を探すことには長けています。つまり、いわゆる「社会人としての基礎知識」の伝達を手間暇かけて行うことの価値は以前に比べ急激に下がっているのです。また、タイパやコスパという言葉に代表される、やや実体験を軽視する傾向も垣間見えます。
しかし、今後ビジネスパーソンとして活躍していくためには、正解を探すのではなく、自ら正解を創り出していく能力を磨いていかなければなりません。自らの実体験から次の工夫を見出し、小さな変化を重ねていく。これを社会人1年目に身につけることができるか否かが彼らの成長を大きく左右します。
このような新入社員を取り巻く環境の変化を踏まえ、新入社員研修そのものも変わってしかるべきではないか。これが本プログラムにおける問題意識です。
■コンセプト:成長のギアをSHIFTする
成長や貢献の実感をすぐに得たい新入社員の傾向、じっくり時間をかけて育てる余裕のない現場の実情などを踏まえ、自律的なマインドセットを身につけ、経験からの学び方を理解することに焦点化します。これにより、新入社員ひいては組織の成長スピードを一段引き上げることをねらいとして本コンセプトを設定しました。
■プログラムの流れ
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「SHIFT」全体像
これまで多くの新入社員研修は、4月入社直後の導入時が一番手厚く設定されてきました。マナーなどを通じて学生から社会人へと意識を切り替え、現場配属で必要となる具体の処理能力スキルを事前に教える。そして現場でじっくりと育成するのが基本的なモデルでした。フォローアップ研修は行われなかったり、やっていたとしても半日程度で終わってしまうこともあるようです。
現代の新入社員研修で身に付けるべき能力は、「経験から学ぶ力」ではないでしょうか。そのため1年目で最も注力すべきは導入研修ではなく、OJT経験を振り返るフォローアップ研修なのではないかと考えています。
現場での実践経験を重ねた入社約9~11ヶ月後にここまでの経験を棚卸し、次なる開発課題を自分自身で仮設定します。設定した課題につき、育成担当や上司とすり合わせた後、今後の能力開発課題を設定します。自分自身で学んでいく力を1年目のOJT機会を通じて身につけていくことを意図し、注力時期をシフトすることを提案しています。
■期待される効果:
<新入社員>:1年目の内に経験から自律的に学ぶことの重要性を理解した上で、開発課題の明確化による自身の伸びしろを把握。成長し続けられる「環境」として職場を認知することによる定着率の向上
<受け入れ現場>:能力発揮の指標(BIレポート)の獲得およびアクションプランシートを用いた対話によるOJTポイントの焦点化。新人の自律的スタンスの向上による現場の負担感軽減
<会社、部署など>:教わる側と教える側双方のストレスの軽減とエンゲージメントの向上
■開発者コメント:
今どきの新入社員の皆さんは、情報感度が高く、デジタルツールやSNS、AIなどを駆使して情報収集(情報編集)を行うことができます。ビジネスマナーにしろ、ビジネスツールの使い方にしろ、既に知っている、あるいは容易に知ることができます。つまり、会社が用意するインプットの有用性は年々下がってきているのではないでしょうか。
そんな彼らのビジネス人生のスタートである入社1年目に、本当に役に立つことは何だろうか、と社内外で意見交換を続けてきました。時代はシフトし、それに伴い内容をシフトする必要があり、その注力時期を社内調整しながら徐々にシフトしていく。新入社員の皆さんは、自社の、日本社会の希望です。このプログラムをそのまま導入するかどうかは別にして、経営者や人事の皆さまと、彼らにとって最も有用なプロセスとはどのようなものかを議論する上での叩き台となればと考えています。
【インパクトジャパン株式会社について】
1980年イギリス発祥。Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ・チーム開発の研修事業、チェンジマネジメントのコンサルティングを提供。クライアントとの行動変容へのデザイン共創、独自の経験学習メソッドによる五感を揺さぶる実践的な共有体験の提供、参加者の内省と対話の促進による共通言語の創出が特長。それにより、参加者に対して20年経っても色褪せることのない記憶資産を提供。この資産を活用し、組織と人が未来を開花させていくことを目指す。ミッションは、「人と人、人と組織、組織と組織の相互作用を引き起こすことで、新しい価値をうみ出す」。
また社会課題への取り組み「リーダーシップ・エコシステム(R)」にて、文部科学省の令和6年度「青少年の体験活動推進企業表彰」中小企業部門優秀賞を受賞。詳細・お問い合わせは、webpageより。
https://www.impactinternational.com/jp
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記事提供:@Press