西日本初!先進医療 HIFU(ハイフ)を用いた前立腺がん局所療法を香大病院で開始
香川大学

香川大学医学部附属病院 泌尿器・副腎・腎移植外科では、11月1日より先進医療「集束超音波治療器を用いた前立腺がん局所焼灼・凝固療法」の西日本初めて(全国で3施設目)の実施施設として認可されました。
現在、前立腺がんの多くは早期で発見されていますが、治療の現状としては一部のリスクの低いがんに対して治療を行わずに経過をみる監視療法を除き、多くは前立腺全体を治療する方法である手術治療(前立腺全摘除術)や放射線治療が行われています。この前立腺全体を治療する方法は、治療に伴う排尿障害や性機能障害などの副作用が問題となっています。
一方、MRI検査や生検技術の進歩により、前立腺内で治療が必要であるがんの部位が特定できるようになり、そのがんの部位のみ治療を行う局所療法(フォーカルセラピー)の有用性が報告されています。局所療法の中でもHIFU(高密度焦点式超音波)を用いる治療法が低コスト、低侵襲であり、2023年2月より先進医療として認可されました。HIFUの治療は、直腸より挿入したプローベ(治療装置)から発生する超音波で治療を行うため針を刺す必要がなく低侵襲であり、治療翌日には退院が可能で、早期の社会復帰ができる治療法です。
当院では、11月7日より本先進医療による治療を開始いたしました。
詳しい治療内容については下記リンク先をご参照ください。
https://www.youtube.com/watch?v=nR2qh5LM0qg&t=5s
▼本件に関する問い合わせ先
香川大学医学部泌尿器科学
岡添 誉
TEL:087-891-2202
メール:okazoe.homare@kagawa-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/

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