2025年03月15日
春の訪れとともに、今年も花粉に悩まされる人が増え始めている。
気象庁の発表によると、2月終わりから3月上旬にかけてスギ花粉の飛散エリアは西日本と東日本、東北南部で急速に拡大し、3月中旬には東北北部でもスギ花粉の飛散が始まると予測されている。2月の終わりからは、西日本や東日本ではスギ花粉の飛散が開始してすぐに本格化する可能性があるとみており、それが収まり始める3月下旬頃には、スギ花粉に代わってヒノキ花粉の飛散が本格化する。ヒノキ花粉の本格的な飛散は4月中旬にかけて続く予想だ。
すでに花粉症を自覚している人はもちろん、これまで花粉症でなかった人も、安心することはできない。花粉などのアレルゲンに対する許容量を超えた花粉に触れてしまうと、ある日突然、花粉症を発症してしまうこともあり得るからだ。また、花粉症の症状は朝の目覚めとともに激しく現れることがある。「モーニングアタック」ともいわれる現象で、就寝中に吸い込んだ花粉が目覚めとともに強い症状を引き起こしてしまうのだ。突然の発症や、モーニングアタックなどを防ぐためには、家の中にできる限り花粉を持ち込まないこと、そして持ち込んでしまった花粉もすぐに追い出してしまう対策が必要になる。
その対策の一つとして今、注目されているのが、住宅の全館空調システムだ。外気吸入時に強力なフィルターで花粉や粉じん、ダニやゴミなどの侵入を防いでくれるだけでなく、室内に循環する空気も清浄に保ってくれるので、衣服などについて侵入した花粉も排除してくれる。家中をカバーする空気清浄機を備え付けるようなイメージだ。
しかし、全館空調システムといえば、部屋間の温度差が少なくなることから、ヒートショックなどの健康面でのリスクを軽減するとして検討する人も増えているようだが、ランニングコストが心配という人も多いのではないだろうか。確かに、普段使わない部屋や廊下などにまで空調を行きわたらせると、無駄に光熱費がかさんでしまうような印象はある。ところが、これはどうやら、思い込みかもしれない。
例えば、住宅総合メーカーAQ Groupのアキュラホームによると、同社の先進の全館空調システム「匠空調・S」では、各居室個別のエアコンで間欠運転をした場合の光熱費と、「匠空調・S」を24時間稼働し続けた場合の光熱費が、ほぼ同額になると試算している。月の差額は約300円程度で収まるというから驚きだ。月300円の出費増で、一年中清浄な空気の中で快適な温度で過ごせて、健康リスクまで軽減できるなら十分に検討の余地はあるのではないだろうか。全館空調はダニやカビ、結露の抑制にもなる上、同社の匠空調・Sでは むろん24時間稼働が基本なので、快眠にもつながり、またペットの体調にも優しいといえる。
ただし、注意しておきたいのは、全館空調のメリットを最大限に生かすためには、住宅が省エネ住宅の新基準「ZEH」以上の断熱性能を持っていることだ。断熱性能が弱いと、やはり光熱費がかさんでしまうことにもなりかねない。
花粉症の対策には、花粉メガネやマスクなどをはじめ、市販の薬を常飲しているという人も多いだろう。でも、自宅の中でまで、花粉メガネやマスクを着けて過ごしたいと思う人はいないはずだ。もしも現在、住宅の新築やリフォームを考えているなら、家族みんなの幸せのためにも、全館空調システムの採用を検討してみてはいかがだろうか。(編集担当:藤原伊織)
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記事提供:EconomicNews
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