2025年12月21日
自動車各社が2026年1月、恒例となった「東京オートサロン(TAS)2026」への出展概要などを公開し始めた。2026年のオートサロン2026は1月9日から11日までの3日間、千葉・幕張メッセで開催される。
2000年代になって国産・輸入を問わずメジャー系の出展が通例・当たり前となり、「つまらなくなった」の声も。サブカルチャーの臭いが漂っていた20世紀正月の出来事が如何に進化(変化?)したのか、事前情報を見ることにしよう。
そんななかで、注目すべきブースは。やはり北ホールにブースを開設するTOYOTA GAZOO Racing(TGR)だろう。すでに概要などが発表されているフラッグシップスポーツモデル、GR GTとGR GT3のプロトタイプではあるが、実車展示をはじめ、2台のデモ走行などが見られる。
TGRブースでは、GR GTおよびGR GT3が採用するトヨタ初のオールアルミニウム骨格や4リッターV8ツインターボエンジンのカットモデルを間近で見ることができるコーナーも予定している。
また、開発中のGRヤリス特別仕様車「GR Yaris MORIZO RR」、「GR YarisSebastien Ogier 9x World Champion Edition」などのコンセプトモデルを含む複数展示が見物。
同時に現在提供しているGR公式アプリ「GR Passport」のリニューアルバージョン「GR app」も東京オートサロンの開催期間中の1月9日からダウンロードができる。リニューアルされる「GR app」は、GRオーナーをサポートし、新たな機能を多数搭載している。
日産はNISMOの特別なコンセプトモデルを1月9日のプレスカンファレンスにて公開を予定する。
なお、性能の進化とヘリテージの継承を目指し、26年夏に発売を予定している「フェアレディZ」マイナーチェンジモデルを初公開する。NISMOモデルには、ハイパフォーマンスモデルを操る歓びをより強く感じられるMTを追加。TASでは新たに追加する「NISMO MTモデル」を展示する。
トピックは、歌手、そしてレーシングチーム監督として活躍中の近藤真彦氏(マッチ)が、CMキャラクターを務めた初代マーチ「マッチのマーチ」を彼が約40年ぶりに購入した。MTへの換装を希望していたマッチの想いに応えたのが、全国に5校(栃木・横浜・愛知・京都・愛媛)ある日産自動車大学校の学生達。同学校の生徒によるリレー形式の整備により、ミッションの換装だけでなく外観のリフレッシュまで施されたマーチを展示する。
マツダの東京オートサロン2026のブースでは、「ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE」に参戦した「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept(55号車)」、 「MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(12号車)」、「XCRスプリントカップ北海道」に参戦した「MAGIC TY MAZDA CX-60」と、2025年に公開した新型「MAZDA CX-5」(欧州仕様車)を2台展示し、各展示車に関するトークショーを実施する。
また、「MAZDA OFFICIAL GOODS SHOP」をブース内に設置。2025年10月に発表された「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」の1/18スケールモデルカーを販売する。なお、2026年1月11日には、マツダが協賛するeモータースポーツリーグ戦「2025 AUTOBACS JEGT Supported by GRAN TURISMO」の決勝大会をオートサロン会場内で開催する。
輸入車ブランドの参加も定着してきた。Stellantis Japanは「東京オートサロン2026」に、同社が展開するフレンチブランド(プジョー、シトロエン、DSオートモビル)の日本初公開モデルを披露する。今回は、Stellantis Jaoanとして初めての出展だ。
フォルクスワーゲンジャパン(VWJ)も、「東京オートサロン2026」に出展致する。VWブースでは、2023年9月にドイツ ミュンヘンで開催された「IAA MOBILITY 2023」にて、世界初公開した「ID. GTI Concept」(アイディー ジーティーアイ コンセプト)を、GTI50周年を迎える年に、日本国内で初めて公開する。
GTI Conceptとは、1976年の初代ゴルフGTIの誕生から現代に至るまで、運転の楽しさと日常的な実用性の完璧な融合をテーマに、スポーツモデルに匹敵する性能を発揮しながら、ハッチバックとしての高い実用性も兼ね備え、高性能と実用性を極めて高いレベルで両立させた真に特別なモデル。このDNAを引き継ぎ、進化を続け、電気自動車の時代へと引き継ぐモデルだ。
サブカルチャーからメインストリームへと進化?を遂げたTAS。確かに展示されるカスタムカーたちは完成度が高く、洗練されてきた。しかし、80年代に持っていた何か“不思議なエネルギー”は残っているのか。1月9日の開幕が楽しみである。(編集担当:吉田恒)
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記事提供:EconomicNews
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