2026年02月23日
今回のニュースのポイント
・富士キメラ総研によれば、国内DX投資は2024年度の約5.3兆円(5兆2,759億円)から、2024年から2030年の拡大期を経て2030年には9.3兆円に達する見通し。一方でツール普及による通知過多や管理業務の細分化が、現場のマルチタスクを助長している。
・厚生労働省「労働安全衛生調査(令和6年)」では、仕事で強いストレスを感じる労働者が68.3パーセントに上昇。要因のトップは仕事の量(43.2パーセント)となっている。
・アメリカ心理学会(APA)の研究では、頻繁なタスクの切り替えにより生産性が最大40パーセント低下することが示されており、一度注力したプロジェクトを中断できないサンクコスト(埋没費用)の心理が、週10時間もの無駄なルーチン業務を継続させる罠(企業調査より)となっている。
平日の午後、メールやチャットの通知に追われながら「今日は一体、何を進められただろう」と空虚さを感じることはないでしょうか。2024年度以降、国内のDX投資は約5.3兆円(5兆2,759億円)規模で推移していますが、それに比例するように頑張っているのに疲れているという会社員が増えています。
この疲弊の正体の一つは、生産性向上の裏に隠れたマルチタスクの罠です。ツールの導入によって業務が細分化された結果、一人が同時に把握すべき情報量と判断の回数が劇的に増加しました。APA(アメリカ心理学会)の研究によれば、頻繁なタスクの切り替えは脳に過大な負荷を与え、実質的な生産性を最大40パーセントも低下させることが分かっています。
また、サンクコストという経済概念も深く関わっています。ここまで時間をかけたのだからという心理が働き、本来中止すべき会議や効果の薄いルーチンワークを継続してしまう。企業調査によれば、こうしたサンクコストの罠によって、週に10時間もの時間が実質的な無駄となっている例も報告されています。厚労省の調査で、仕事の量がストレスの最大要因(43.2パーセント)となり、ストレスを感じる労働者の割合が、令和4年の59.5パーセントから令和6年には68.3パーセントにまで上昇している背景には、こうした止められない頑張りが横たわっています。
しかし、この構造を理解することは、自分自身を解放するための第一歩です。現代の労働において頑張るの定義を、単なる量の積み上げから、重要な意思決定への集中へとシフトさせていきましょう。不必要なタスクを削ぎ落とす勇気を持つことで、あなたは本来の輝きを取り戻し、より創造的で価値のある成果へと繋がる健やかな働き方を手に入れられるはずです。(編集担当:エコノミックニュース編集部)
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記事提供:EconomicNews
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