2026年08月08日
今回のニュースのポイント
紫外線や汗、冷房による乾燥など、夏は肌への負担が大きい季節です。こうした中、化粧品メーカー各社は美容成分そのものだけでなく、「美容成分や保湿成分をいかに角質層へ届けるか」という浸透技術や処方設計の研究を進めています。コーセー、ポーラ、山田養蜂場もそれぞれ異なるアプローチでライン使いを提案しており、その背景には科学的な処方設計があります。本記事では、各社の取り組みを比較しながら、ライン使いが勧められる理由を整理します。
本文
夏は強烈な紫外線や大量の汗・皮脂、さらにエアコンによる室内の乾燥など、肌を取り巻く環境が激しく変化する季節です。表面は汗や皮脂でベタつきがちな一方で、角質層の内部は乾燥が進む「インナードライ」と呼ばれる状態に陥りやすく、「隠れ乾燥」から一気に肌年齢が加速します。こうした季節特有の肌トラブルに対し、化粧品業界では単品でのケアにとどまらず、シリーズで重ねて使用する「ライン使い」の提案が見直されています。
一般的に基礎化粧品のライン使いは、「化粧水で肌を整え、美容液をなじみやすくし、クリームや乳液で蓋をして水分や美容成分を閉じ込める」という、段階的な役割分担を前提として設計されています。アイテムごとのテクスチャーや成分特性を踏まえ、シリーズ全体で使用することで、肌悩みを解決し、「なりたい肌」をめざします。
主要メーカーの取り組みを見ると、それぞれ独自の研究成果を製品設計に落とし込んでいます。コーセーでは、角質層への浸透性に着目した処方研究を進めており、美容成分を届ける技術や各アイテムの使用順序まで含めたシリーズ設計を行っています。
一方、ポーラでは、長年の肌研究を基盤に、肌状態に応じた処方設計や独自成分の研究を進めています。シリーズ全体での使用を前提とした製品設計も特徴の一つです。
また、ミツバチ産品の研究を手がける山田養蜂場の「RJ」シリーズでは、化粧水・美容液・クリームの3品をライン使いする設計を採用しています。独自保湿成分「デセン酸リッチローヤルゼリーエキス」を全品に配合し、美肌土台力を高めるケアを提唱。それらの美容成分をナノ化することで角質層への浸透を高めているだけでなく、ナノサイズの美容成分が入った幾重もの層が時間差で浸透する「ミルフィーユ処方」を開発しています。
近年のスキンケアは、「何を配合するか」だけではなく、「美容成分や保湿成分を角質層まで効率よく届けるための処方設計や使用順序」を重視する方向へと進化しています。ライン使いを検討する際は、ブランドや成分名だけでなく、シリーズ全体がどのような処方設計で開発されているかという視点も参考になりそうです。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)
日焼け止めはなぜこんなに種類が多いのか 3社に見る機能分化の現在地
記事提供:EconomicNews
とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。
Copyright (C) 2006-2026 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.
![]()