商船三井と関西電力によるカーボンクレジット事業の協業検討に関する覚書の締結
株式会社商船三井
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株式会社商船三井(以下、商船三井)と関西電力株式会社(以下、関西電力)は、カーボンクレジット事業の協業検討に関する覚書(以下、本覚書)を本日締結いたしました。
本覚書に基づき、両社は大気からCO2を除去することでカーボンクレジットを創出するプロジェクト(以下、除去系クレジット※創出プロジェクト)の開発における事業性・経済性に関して、アフリカや東南アジア等で調査・検討を行い、気候変動対策への貢献と持続可能な社会の実現を目指します。
商船三井グループは、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」において、2050年までにネットゼロ・エミッション達成を目標に定めております。「2030年までに累計220万トンのCO2除去に貢献する」というマイルストーンを達成するために、除去系クレジット創出事業を推進しています。
関西電力グループは、「関西電力グループ ゼロカーボンロードマップ」に基づき、自らの事業活動はもとより、社会全体のゼロカーボンに向けた取り組みを推進しています。また、カーボンクレジット事業については、将来的に自社主体で創出から販売、トレーディングに至るまでを自立して行うことを目指しております。
商船三井と関西電力は、これまでもCCS分野における液化CO2船の設計等に係る業務提携や、水素分野における液化水素運搬船の共同検討を進めております。【
2023年11月14日、
2024年11月19日お知らせ済】
両社は引き続き、これらの取組みを通じて得られる知見やノウハウをもとに、ゼロカーボン社会の実現に貢献してまいります。
※:除去系クレジットとは大気中からCO2を直接除去する手法に基づくカーボンクレジット。その手法は大きく分けて「自然系」と「技術系」に分類される。自然系では植林・再植林・土壌炭素貯留等、技術系では大気中のCO2を直接回収し、地中に貯留するDACCSやバイオマス発電とCO2を地中に貯留するCCS技術を組み合わせたBECCS等が該当する。
<目的>
除去系クレジット創出プロジェクトの共同開発における協業検討
<取組範囲>
以下の事項について協業の検討を行う
1. 除去系クレジット創出プロジェクトの案件の提案
2. 除去系クレジット創出プロジェクトの事業性・経済性の検討
3. プロジェクトデベロッパーおよびオペレーターの評価
4. 除去系クレジット創出プロジェクトへの参加
5. 除去系クレジットのオフテイク
<除去系クレジット概念図>
[画像:
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(出典)
https://www.mol-service.com/ja/services/low-carbon-decarbonized-business/initiatives-for-carbon-dioxide-removalプレスリリース提供:PR TIMES
記事提供:PRTimes