米シティグループ、投資家らへ70億ドル超返還へ
2008年08月08日
米連邦規制当局によると、米シティグループは投資家らへ70億ドル以上ものオークション・レート証券(ARS)を返還し、米連邦規制当局へ1億ドルの罰金を支払うことになる見込みであるという。同社は流動性リスクが生じているにもかかわらず同社金融商品を安全であるとして投資家らに販売していたとして規制当局から調査を受けていた。同社はABSを損失のため売却した投資家らへの返還にも同意している。シティグループはさらにニューヨーク州と北米証券管理協会に5千万ドルの罰金を支払うことになるという。米証券取引委員会(SEC)もシティグループに罰金を課すことを考慮しているという。
同社の総額70億ドル超のARSを個人投資家・事業主・慈善団体への返還がシティグループ収益の大きな損失要因となるとは見られていない。ARSの変換は11月までに完了する見込みであるという。また米証券取引委員会(SEC)の規約により、同社は来年度末までにこれまで退職金積立用や機関投資家らに販売してきた総額120億ドルのARSの流動性を高めるように最善を尽くす方針であるという。同社株価は7日、1.23ドル(6.2%)下落して18.47ドルとなった。
なお、顧客のARSの買い戻し手続きはバンクオブアメリカ(バンカメ)でも行われる見込みである。バンカメも規制当局から召喚令状を受け取っており、投資家らへ販売した金融商品の情報開示を要求されている。メリルリンチも総額120億ドル程度のARSを買い戻すと発表している。
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