2025年06月10日
事前情報を意図して流すティーザーキャンペーンを張っていたダイハツが、正式に新型「ムーヴ」を発表・発売した。ダイハツ・ムーヴは1995年に、スズキ初の軽ハイトワゴンのヒット作、ワゴンRに対抗して初代がデビューした。以後、累計販売台数340万台を数えるダイハツの基幹車種として成長した。
今回の7代目となる新型ムーヴは、さまざまな消費カルチャーを経験してきた世代を問わず、合理性と拘りがある眼でメリハリをもって商品を選ぶ「堅実な消費者」をターゲットに設定したという。
新型でトピックとなるのは、ムーヴとして初となるリアスライドドアの採用だ。また車両骨格にDNGAプラットフォームを用いることで、走行性能も大幅にアップしているという。
製品ラインアップは、自然吸気エンジンモデルが仕様・装備の異なる「L」「X」「G」の3グレード、ターボエンジンモデルが「RS」の1種類、全4グレード構成となった。伝統であるスポーツ仕様のカスタムは、今回発表のリストには無い。
パワーユニットは、ダイハツ製軽乗用車の定番「KF」型の660cc直列3気筒で、NAユニットは最高出力52ps、最大トルク60Nm、ターボユニットは64ps、100Nmのアウトプットを持つユニットだ。組み合わせたトランスミッションは全車CVTで、RSにはステップシフト機能付きの「D-CVT」を採用した。燃費はWLTCモードで、NAモデルのFF車が22.6km/リッター、FFの4WD車が20.6km/リッター、ターボモデルのFF車が21.5km/リッター、ターボ4WD車が19.9km/リッターだ。
ボディサイズは全長×全幅×全高3395mm×1475mm×1655mm(FF車、4WD車の全高は1670mm)、ホイールベース2460mm。従来車からわずかに全高がアップ。同じスライドドアの軽ハイトワゴン「ムーヴ・キャンバス」に近いディメンションとなった。ただ、ムーヴのエクステリアは、キャンバスのファニーな印象とは異なる、そこはかとなく“男らしさ”を感じさせる雰囲気なのだ。
価格は以下のとおり。「L」が135.85万円、「X」が149.05万円、「G」が171.6万円、唯一ターボエンジンの「RS」が189.75万円──いずれも2WD仕様、4WD車はそれぞれ12.65万円高。(編集担当:吉田恒)
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記事提供:EconomicNews
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