2025年06月22日
フォルクスワーゲン・ジャパン(VWJ)は、“ワーゲンバス”の愛称で旧くから親しまれてきた「VW Type 2」のヘリテージを継承しつつ、新たなVWのブランドアイコンを標榜して開発したフル電動ミニバン「ID.Buzz」(アイディ・バズ)の注文受付を開始した。出荷開始は7月下旬以降を予定する。
1950年に量産を開始した「Type 2」は、”ビートル”(Type 1)に次いで、ドイツ国内外で多くの需要を生み出した。「Type 2」は、自由、独立心、エモーショナルで親しみやすさといった、新しい文化や価値観を創造し、今日まで続くVWブランドのイメージ形成に貢献してきた。その存在は現在でもVWのクラシックモデルの代表として、世界中の多くのファンを魅了している。その“ワーゲンバス”を、最新の電気自動車の技術で蘇らせたのが、「ID.Buzz」だ。製造はドイツ・ハノーバーにあるVW商用車部門の工場が担う。
ID.Buzzは、VWの“MEB”(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリクス)に基づいて設計され、先行導入されたフル電動SUV「ID.4」に続くID.ファミリーの第2弾として、VWのeモビリティ戦略を推進する重要な役割を担う存在だ。
ID.Buzzのボディ寸法は全長4715mm×全幅1985mm×全高1925mm、ホイールベース2990mm。これにホイールベースを250mm延長した(全長4965mm)モデルとふたつのタイプをラインアップする。
非常にユニークなのが、細部にわたり貫かれたアイコニックなデザインエレメントだ。時代を超えて愛されてきた“ワーゲンバス”をオマージュした造形で、ID.Buzzの個性的なデザインをさらに際立たせる。
シートレイアウトは、2+2+2座。2列目センターをウォークスルーとした6人乗りノーマルホイールベース仕様と、2+3+2座のレイアウトで7人乗りロングホイールベース仕様の2種類が用意される。
ID.Buzzは、91kWh(ノーマルホイールベース84kWh)のバッテリーを搭載し、140kW~150kWのDC急速充電に対応する。一充電走行距離は、WLTCモードでロングホイールベースモデルが554km、ノーマルホイールベースが524kmを達成している。
ID.Buzzは最高出力210kW(286ps)、最大トルク560Nmを発生するモーターが後輪を駆動して、力強く快適な走りを生み出す。バッテリーをフロアに統合することで、優れた重量配分と低重心化を実現。さらに、空力性能も良好で、Cd値は0.285(欧州仕様)を達成している。
ID.Buzzの価格は、ノーマルホイールベース車888.9万円、ロングホイールベース車997.9万円。(編集担当:吉田恒)
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記事提供:EconomicNews
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