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自然災害の多い日本、知っておきたい感染症の怖さ 被災地での感染症予防と薬剤耐性菌 ボランティアに行く前に、まず自分を守る予防策

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 、AMR臨床リファレンスセンター(厚生労働省委託事業)

自然災害の多い日本、知っておきたい感染症の怖utf-8

今年も長雨と豪雨の影響で日本の多くの地域で災害が起きています。災害の多い日本では、日常生活はもちろん、災害時の感染予防の知識も必要です。今回は、避難所、ボランティア活動などで、被災地で気を付けるべき感染症や予防法をご紹介します。AMR臨床リファレンスセンターでは、20代から60代以上の男女292名に災害ボランティアについてインターネット調査を行いました。その結果を踏まえ、国立国際医療研究センター 国際感染症対策室 医長の忽那医師に災害時の感染症についてお話しをうかがいました。
新型コロナウイルスの感染予防の徹底が求められている今、誰もが感染症予防の正しい知識を得て実践することが重要です。さらに感染症治療の切り札といわれる「抗菌薬が効かない薬剤耐性(AMR)の問題」が世界中で深刻化しています。このまま対策を行わないと、2050年にはAMRはがんよりも大きな問題になるといわれ、早急に対策を行うことが必要とされています。薬剤耐性菌の拡大を防ぐ対策のひとつとして、感染症予防があげられています。


〈調査サマリー〉
1. 災害ボランティアに参加して体調不良になった人は約4割
調査※によると、災害ボランティアに参加したことのある人の中で、参加中に発熱や下痢など、体調不良の症状が現れたことがある人が約4割いたことがわかりました。

2. ボランティア活動中に現れた症状のトップは下痢
同調査でボランティア活動中に出た症状のトップは下痢で、約6割でした。続いて多かったのは発熱、鼻水といった症状でした。

※調査サンプル:一般人 292名 男女 各50%、20代~60代以
調査期間 :2020年7月 インターネット調査


<避難所、災害ボランティアで感染症にかからない、薬剤耐性菌を増やさないために>
・避難所の過密状態を避ける。手洗いや咳エチケットなど基本的な感染対策をきちんと行う
・災害ボランティアは、麻疹(はしか)、風疹、水痘などのワクチンを接種
・ボランティアは長袖、長ズボン、マスク、アルコール消毒液などを持参
・ボランティア参加時に、抗菌薬は自己判断で服用しない
・被災地で具合が悪くなったら、早めに医師の診断を受ける


◎災害ボランティアに参加した中の約4割に症状
AMR臨床リファレンスセンターの調査でわかったことは意外にもボランティア活動中に体調を崩したことがある人が多かったことです。調査結果では、災害ボランティアに参加したことがあるのは20.2%でした。その中で42%が体調不良やケガの症状で困ったことがあると答えました。
症状の原因が感染症かどうかは明らかではありませんが、被災地では薬剤耐性菌拡大予防のためにも感染症のリスクを十分に考えておく必要があります。

◎症状のトップは下痢、続いて発熱、鼻水
災害ボランティアは慣れない土地で活動を行うため、精神的な負担から体調を崩すことがあるかもしれません。しかし、感染症の可能性も考えておかなければなりません。災害ボランティアで現れた症状の上位は、感染症でも起こりうるものが占めています。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/222227/img_222227_1.png
災害ボランティアについて

◎被災地で気を付けたい感染症とは?

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/222227/LL_img_222227_2.png
被災地で気を付けたい感染症

災害時に避難所やボランティア活動で気を付けたい感染症があります。まず、食品を通じて起きる感染性胃腸炎です。ノロウイルスが主な原因で、主に冬に発生しやすいウイルスですが夏も要注意です。ノロウイルスにかかった人が被災地にいれば、人から人へ感染します。
また、野外活動ではケガに伴う感染症に注意しましょう。ダニや蚊が媒介する感染症、水や粉じんから感染するレプトスピラ症、レジオネラ症があります。避難所やボランティアの集合場所では過密状態になりやすいので、新型コロナウイルス、かぜなどの急性呼吸器感染症が広がりやすくなります。麻疹(はしか)、風疹、水痘、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)など、ワクチンのある感染症は、ボランティア活動に参加する前にワクチンを接種しておきましょう。


◎基本的な感染予防に加え、アルコール消毒液や、虫よけも
手洗い、マスク、咳エチケットなど新型コロナウイルスの感染予防に必要な基本的なことは、被災地でも忘れてはいけません。手洗いなどは、ライフラインの状況などで普段通りに行えないこともあるかもしれませんが、ボランティア活動では アルコール消毒液を持参して、まめに手をきれいにするなどの工夫をして感染予防に努めましょう。
また、マダニや蚊が媒介する感染症を防ぐために、虫よけ、長袖や長ズボンを用意しましょう。ディートという成分が入った虫よけスプレーは、効果が証明されています。

◎過密状態を避けて、疲れ過ぎないように注意
被災地やボランティアの集合場所では、過密状態に注意して、ソーシャルディスタンスをとるようにしましょう。
また、疲労は体力を落とす原因になり、感染症のリスクを高めます。ただでさえ慣れない土地、しかも通常とは異なる環境ですので、若くても体力の限界まで活動しないように注意しましょう。先ほどの調査によると、症状が一番多く出ているのは20代の男性です。

◎水分を十分にとって熱中症と尿路感染症を予防
ボランティア活動や避難所ではトイレに行きたくない、または行けないという理由で、水分を控える人もいるようです。熱中症を避けるため、水分の補給はまめに行い、トイレにもきちんと行きましょう。真夏の炎天下のボランティア作業や避難所での生活は、熱中症のリスクが上がりますので気を付けてください。
これは、薬剤耐性菌による尿路感染症の予防にもなります。尿路感染症でもっとも多い膀胱炎は、自身のもつ大腸菌などの細菌により発病します。しかし、その菌が薬剤耐性菌だった場合、薬が効かず重症化する可能性も出てきます。

◎抗菌薬を持参しない、自己判断で飲まない
ボランティア活動や避難所へ行くとき、薬剤耐性菌を増やさないために、絶対に行わないで欲しいことがあります。それは抗菌薬を持参したり、自己判断で服用することです。自己判断で抗菌薬を飲むことは薬剤耐性菌の発生につながります。症状が出たら、必ず医師にかかり指示に従いましょう。
膀胱炎や胃腸の症状でも、念のためにと抗菌薬を服用するのは間違いです。洪水後に乾燥すると粉じんが舞い上がり、咳やのどの痛みなどの症状がでやすくなります。このような場合も抗菌薬を自己判断で飲むのはやめましょう。抗菌薬はすべての菌に効果があるわけではありません。新型コロナウイルスやかぜなどのウイルスにも効きません。抗菌薬は、専門の医師が菌の種類や薬の作用機序などから、症状に合った最適な薬を選んでいます。自己判断は絶対にいけません。

◎体調が悪くなったら、早めに医師の診断を受ける
せっかくボランティア活動に来たのだからと無理をしたり、誤った薬の服用を行うと、かえって感染症や薬剤耐性菌を広めてしまう結果になってしまいます。薬剤耐性菌は新型コロナウイルスと同様に世界的な問題となっています。
被災地で体調が悪くなったら、被災者もボランティアも迷わず医師の診断を受けましょう。被災地には、医療支援の医師が診療を行っている場合があります。ボランティア活動の場合は、移動できる体力があれば無理せず自宅に戻ることを考えてもいいかもしれません。


○なぜ薬剤耐性(AMR)が問題になっているのか 国連が「2050年にはAMRで年1,000万人が死亡する事態」と警告
■AMRとは?
AMR(Antimicrobial Resistance:薬剤耐性)とは、本来なら効果があるはずの抗菌薬が効かない、もしくは効きにくくなることです。抗菌薬とは細菌などの微生物が増えるのを抑えたり殺したりする薬です。抗生物質とも言われます。抗菌薬を使用すると、微生物はさまざまな手段で薬から逃げ延びようとし、その結果、抗菌薬が効きにくい薬剤耐性を生じることがあります。体内で増殖した薬剤耐性菌は、人だけでなく、動物や環境にも広がることがあります。


■AMRは世界が抱える大きな問題
国連は昨年4月に、このまま何も対策をとらなければ2050年までにAMRによって年に1,000万人が死亡する事態となり、がんによる現在の死亡者数を超え、経済的にも08~09年の金融危機に匹敵する破壊的なダメージを受けるおそれがあると警告しました。*本来なら治療可能な病気が、薬が効かないために人が亡くなっていくのは、本当に辛いことです。そうならないために、一人ひとりがAMRの問題に取り組むことが必要とされています。
今やAMRの問題は、人の健康だけでなく動物や環境にも目を配って取り組もうというワンヘルスの考え方に基づき、畜産、水産、農業など各分野で抗菌薬の使用の見直しなどに取り組まれています。
https://news.un.org/en/story/2019/04/1037471
No Time to Wait: Securing the future from drug-resistant infections
Report to the Secretary-General of the United Nations April 2019


■AMR対策で私たちにできること
AMRが拡大した原因のひとつに、抗菌薬の不適切な使用があげられます。私たちにできることは、抗菌薬を正しく使用することと病気の感染を予防することです。風邪やインフルエンザなどウイルス性の疾患には、抗菌薬は効きません。医療機関にかかって薬を出されないと不安になるかもしれませんが、医師が抗菌薬はいらないと判断したら、それに従うことがAMR対策になります。そして、処方された場合は医師の指示に従いきちんとのむことが重要です。抗菌薬を正しく使用するとともに、感染症にかからないこと、また人にも感染させないという感染対策が抗菌薬の使用を減らし、AMR対策につながります。


<私たちにできる AMR対策>
●抗菌薬を正しく使う
かぜに抗菌薬は効きません。抗菌薬が必要かな?と思ったら、自己判断で薬を服用せず、医療機関にかかり医師の指示に従いましょう。抗菌薬をとっておいたり、人にあげたり、もらったりするのはやめましょう。

●感染対策
・手洗い
手洗いは感染対策の基本です。外から帰ったとき、トイレの後、食事前などはしっかり手洗いをしましょう。

・咳エチケット
咳やくしゃみが出るときはマスクをして飛沫が飛ばないようにしましょう。マスクがない時は、ハンカチや袖の内側などで鼻と口を覆いましょう。

・ワクチン
ワクチンで防げる病気があります。必要なワクチンを適切な時期に打ちましょう。

感染を広げないことが大切です。感染症で症状(のどの痛み、咳、鼻水、発熱など)がある時は、外出を控えましょう。


お話しを伺ったのは…
医師 忽那 賢志(くつな さとし)先生
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター
国際感染症対策室 医長 国際診療部 副部長(併任)
国立国際医療研究センター 国際感染症センターに2012年より勤務
海外から持ち込まれる感染症、エボラ出血熱などの新興再興感染症、デング熱などの動物由来感染症を専門にしている。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/222227/LL_img_222227_3.jpg
医師 忽那 賢志(くつな さとし) 先生


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記事提供:@Press

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