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酒造りのCO2でハーブを育む。白鶴が挑む「日本酒×循環型ものづくり」

2026年01月17日

2026年1月17日、白鶴酒造がSAKEの新たな可能性を示...

 2026年1月17日、白鶴酒造がSAKEの新たな可能性を示す「HAKUTSURU SAKE CRAFT No.15 ホップ&バジル」を263本の数量限定で発売する。

 同社の資料館内にある約37㎡のマイクロブルワリー(小型醸造所)では、2024 年 9 月のオープン以来、カテゴリーにとらわれない、米から生み出される新たな SAKE の可能性に挑戦し続けており、およそ月に1本のペースで「HAKUTSURU SAKE CRAFT」ブランドとして限定販売している。今回の「HAKUTSURU SAKE CRAFT No.15 ホップ&バジル」は、その第15弾だ。

 この商品は、単にホップとバジルを使った珍しいSAKEというだけではない。使用されているバジルは、マイクロブルワリー内でお酒を生産する工程で発生した発酵由来 CO 2 を捕集・濃縮して隣に設置した小型の室内農業装置に送って栽培した特別なバジルで、摘んですぐのものを使用している。これは同社が、兵庫県主催の「ひょうごオープンイノベーションマッチング 2024」でマッチングしたスパイスキューブ株式会社と共同で昨年 4 月から「発酵由来 CO 2 の利活用実証プロジェクト」に取り組んだことで実現した。日本酒造りにおいて、CO2はアルコール発酵の過程で必ず発生する。「HAKUTSURU SAKE CRAFT No.15 ホップ&バジル」は、通常は大気中に放出されるこのCO2ガスを「資源」へと転換させるという、画期的な循環型サイクルから生まれた「SAKE」なのだ。しかも、製造現場の中で資源を完結させるこの「クローズド・ループ(閉じられた循環)」は、輸送エネルギーも必要としないサステナブルなものづくりといえるだろう。

 実は、同社の「HAKUTSURU SAKE CRAFT」シリーズにおいて、ホップを使用した製品は今回で3回目だ。 過去に発売された「No.4」はわずか15日、「No.11」は39日で完売。日本酒の枠を超えたホップ由来の赤系の色やほのかな苦み、さわやかな香りは、新しいお酒の体験を求める層から強い支持を得ているという。とくに今回の「No.15」は、自社開発の酒米「白鶴錦」を100%使用した純米大吟醸クラスのベースに、ホップの苦味とバジルの清涼感が加わった、まさにシリーズの新たなステージといえるのではないか。この新しい味わいは、循環型農業によって育まれた生命力あふれるバジルがあってこそ実現したものだろう。

 製造過程で発生したCO2を再利用するという動きは、他社でも広がりを見せている。

 例えば、アサヒグループでは、ビールの製造工程において、ボイラなどから日々排出されるガスからCO2を分離・回収し、メタネーション技術によって生成したメタンを再び、ボイラや燃料電池のエネルギー源として活用する研究などを進めている。

 また、花王も、佐賀県佐賀市が有する清掃工場から排出されるCO2を回収・精製できる設備を利用し、独自の植物工場「SMART GARDEN(スマートガーデン)」を構築。栽培した植物からエキスの抽出まで一気通貫で行い、高純度・高効能な植物エキスを得ることができる成分制御技術を開発し、同社の美容製品や健康製品などへ応用を検討しているという。

 地球環境への配慮と、飽くなき美味しさへの探究心。その両方が詰まった「HAKUTSURU SAKE CRAFT No.15 ホップ&バジル」。ぜひ、味わってみたいものだ。(編集担当:藤原伊織)

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記事提供:EconomicNews

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