経済総合 – とれまがニュース

経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信

とれまが – 個人ブログがポータルサイトに!みんなでつくるポータルサイト。経済や政治がわかる新聞社や通信社の時事ニュースなど配信
RSS
経済総合 市況 自動車 ビジネス 中国
とれまが >  ニュース  > 経済ニュース  > 経済総合

積水化学、岩盤・地盤に「自己修復性」持たせる新技術 放射性廃棄物処分場など想定、27年度下期の実用化目指す

2026年09月12日

積水化学が開発を進める3D光ファイバセンシング技...

今回のニュースのポイント

積水化学工業は11日、岩盤や未固結地盤に薬剤を注入して緻密性や止水性を高める「自己修復性コンクリーション化技術」を開発したと発表しました。自然界で起こる「コンクリーション化」のメカニズムを人工的に再現したもので、名古屋大学の吉田英一教授との共同研究開発によるものです。積水化学によると、岩盤・未固結地盤の改良技術として本技術は世界初(2026年9月11日時点、同社調べ)となります。想定用途として放射性廃棄物処分場の地下埋設坑道、トンネルや鉱山の漏水対策、法面安定化、液状化対策などを挙げています。併せて地中の変位やひずみを三次元的に計測する「3D光ファイバセンシング技術」も公表し、パートナー企業との共同開発やPoCを経て、両技術の2027年度下期の実用化を目指す方針です。

本文
 積水化学工業は11日、岩盤や未固結地盤の維持管理および防災・減災に向け、自然界の現象を応用した「自己修復性コンクリーション化技術」を開発したと発表しました。

 コンクリーションとは、地中で球状などの岩石や鉱物が形成される自然現象を指します。同社が開発した「自己修復性コンクリーション化剤」は、この形成メカニズムを解明し人工的に再現したものです。岩盤や未固結地盤に薬剤を注入することで地盤の緻密性を向上させ、止水効果を高めるとともに、自己修復性によって長期的な性能維持を図る仕組みとなっています。本開発は名古屋大学博物館長・大学院環境学研究科の吉田英一教授との共同研究開発による成果であり、積水化学によると、岩盤・未固結地盤の改良技術として世界初(2026年9月11日時点、積水化学工業調べ)となります。

 積水化学が検討を進めている適用用途は多岐にわたります。最も中心的な想定用途として挙げられているのが、放射性廃棄物処分場における地下埋設坑道周辺の岩盤緻密化です。このほか、トンネル周辺の岩盤安定化、鉱山掘削に伴う漏水対策や地下水抑制、法面(斜面)の安定化、地震時の地盤液状化対策、さらには土壌汚染対策などへの展開が検討されています。なお、これらはいずれも現在検討している用途であり、現時点で各施設や現場での採用が確定しているわけではありません。

 また、同社は地中の挙動を広範囲かつ詳細にモニタリングする技術として「3D光ファイバセンシング技術」も同時に発表しました。特殊な光ファイバーセンサーを地中に敷設することで、地盤内部の変位やひずみなどを、広範囲かつ三次元的に長期間計測することを目指す技術です。従来を中心とした地表からの観測や点での計測に対し、地盤全体の内部動向を可視化することで、地下インフラの予防保全や施工管理、防災・減災への活用が検討されています。こちらも実用化済みの技術ではなく、モニタリング手法として検討を進めている段階となります。

 積水化学は、自己修復性コンクリーション化技術を地盤を「守る技術」、3D光ファイバセンシング技術を地中を「見る技術」と位置付け、双方を組み合わせた総合的な地盤ソリューションの構築を目指しています。同社は2026年9月16日から18日まで東京ビッグサイトで開催される「地盤技術フォーラム2026」に初出展し、技術提案を開始します。今後は実際の現場への適用ニーズを探りながら、概念実証(PoC)や共同開発を進めるパートナー企業の開拓を進め、両技術ともに2027年度下期の実用化を目標として事業化を進める計画です。

 積水化学は開発の背景として、自然災害の激甚化や社会インフラの老朽化などを挙げています。自然現象を応用した「守る技術」と、光ファイバーによる「見る技術」が、今後のPoCや共同開発を通じて実際の現場でどのような性能を示すのかが、2027年度下期の実用化目標に向けた確認点となります。(編集担当:エコノミックニュース編集部/Editorial Desk: Economic News Japan)

非鉄5社、金属高とAI需要で業績拡大 素材・光通信にデータセンター投資波及

防衛白書2026が示す日本の「守り」の変化 9兆円超の防衛費、私たちの生活とどう関わる?

AIは社会インフラとして普及するのか OpenAIが描く「豊富な知能」構想とは

AIは社会インフラとして普及するのか OpenAIが描く「豊富な知能」構想とは

スマホが衛星につながる時代へ 総務省が進める通信インフラ戦略の全貌

記事本文

記事提供:EconomicNews

記事引用:アメーバ?  ブックマーク: Google Bookmarks  Yahoo!ブックマークに登録  livedoor clip  Hatena ブックマーク  Buzzurl ブックマーク

EconomicNewsの新着ニュース

ニュース画像

一覧

とれまがファイナンス新着記事

とれまがマネー

とれまがマネー

IR動画

一覧

とれまがニュースは、時事通信社、カブ知恵、Digital PR Platform、BUSINESS WIRE、エコノミックニュース、News2u、@Press、ABNNewswire、済龍、DreamNews、NEWS ON、PR TIMES、LEAFHIDEから情報提供を受けています。当サイトに掲載されている情報は必ずしも完全なものではなく、正確性・安全性を保証するものではありません。当社は、当サイトにて配信される情報を用いて行う判断の一切について責任を負うものではありません。

とれまがニュースは以下の配信元にご支援頂いております。

時事通信社 IR Times カブ知恵 Digital PR Platform Business Wire エコノミックニュース News2u

@Press ABN Newswire 済龍 DreamNews NEWS ON PR TIMES LEAF HIDE

Copyright (C) 2006-2026 sitescope co.,ltd. All Rights Reserved.